Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

3歳と30歳と新しい家族と脱仮免夫婦

9月はとってもとっても色んな事がありました。書きたい事が山ほどあるのに

時間が全然ないです。

とりあえず、前の記事の続きからいくと、

夫婦ともに免許無事にとれました!夫は二回目の路上試験でなんなくクリア。

私に関しては、書きたくないけど、実は二回目も不合格。

スクールゾーンをぶっ飛ばしてしまいました。

スクールゾーンは時速30キロ以内で走らなければならず、それは重々承知。走るコースも以前と一緒でスクールゾーンの場所も知っているのに!

試験官も一回目と同じ人で、日本が大好きということで会話も良い感じにリラックスしてスタート。順調に運転していたのに!ここはスクールゾーンよ!と促された瞬間、「あ、終わった、これは終わりや」と不合格を確信。

しかもそれ結構序盤。私も試験官も気まずい雰囲気。

そのあとの縦列駐車なんかやる気ゼロ。だって絶対落ちたもん。縦列駐車なんかしたところで絶対落ちたもん。もちろん結果は不合格。

いやまあそらそうよ、危険行為みたいなとこにチェックつけられとったわ。

三度目の試験はその翌週。もうこれで落ちたら、免許とるんやめよとか思ったけど無事に合格しました。「今日は上手だったね!」とか言われて。

いやー、ホッとしました。

これでとりあえず正式に運転免許をゲットして、かつ身分証明の為にパスポートを持ち歩く必要がなくなりました!

そんなこんなで始まった9月。

一番のビッグニュースとしては、、、

我が家に新しい家族が増えました!

妊娠?!

出産?!

いえいえいえいえいえいえいえいえいえ

猫なの!猫です!

 

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ジャスパー 1歳メス

新しいアパートに引っ越して、猫が飼えることがわかり、息子がとても動物が好きな事もあり、猫を飼いたいなと言う話に。

夫がまあ乗り気!

こちらにはペットショップはないですし、どうせ飼うなら飼い主さんをさがしてる猫ちゃんがいいねということで、ホワイトホースにあるアニマルシェルターに行ってみました。そしてジャスパーと出会いました。最初は子猫がいいと話していたのですが、いざ見てみると息子もめちゃくちゃするかもしれないし、子猫じゃないほうがいいのでは?とも思えてきました。ジャスパーは他の猫とはうまくいかないので1匹で飼わないといけないとの注意書き。静かでとても賢そうな印象でした。他にもかわいい猫はたくさんいたのですが、家に帰ってシェルターのホームページを見てみると、ジャスパーは子供好きとのこと。なんとなくきっとこの子なんだなと思いました。

そこで申込書を記入し持っていって、承認をまって一週間ほど。

無事に承認されたのでジャスパーをトライアル期間で家に連れて帰ることに。

 

最初は怖がってキャリーから出てこないのではないか。

そう思って扉をあけると何の事はない。すぐに歩き回って探検してました。お気に入りの毛布があれば安心すると言われシェルターの人に毛布をもらったのですが、毛布なんか全然興味なし。餌もポリポリポリポリ。

用意したトイレにもすぐに入って用を足す。猫賢い。息子のトイトレとは。

その後も怖がるとか、嫌がるとかそんな気配はひとつもなく、これは猫か?

息子は案の定大喜びで、最初こそ遠慮してたものの、もう触る触る。

乗る、はしゃぐ、追いかけ回す。

と私が猫なら死ぬレベルのストレスだと思うのですが、

このジャスパーはひとつも怒らない。引っ掻かない、噛まない。あんまり嫌そうじゃない。

むちゃくちゃする息子に「にゃんにゃんも痛いし、嫌やで!優しくしなさい!」と怒るも全然逃げないジャスパー。

説得力がまったくない。

夫に抱っこされてもされるがまま。

これはほんまに猫か。犬ではないか。

 

初日の晩にはソファで当たり前のようにのさばっていて、まるで何ヶ月もここにいますよみたいな顔。

その日家に来た事が全く信じられず、あっという間に家族の一員となりました。

 

そしてジャスパーが来た次の日、トロント時代の友人(ブラジル人)がホワイトホースに遊びに来てくれました。12日間我が家にステイ。

猫が来て、ブラジル人が来て、息子は毎日パーティ。

友人が来ている間、ロードトリップや、デイキャンプなどいろんなことをして過ごしたのですが、時間の都合上割愛させていただきます。(またそのうち書けたらいいな)

 

そんな毎日がワンダフルな9月は、息子と私のバースデイ月でもあります。

息子は24日、私は26日と二日違いなのです。3歳と30歳になったのです。

そこで22日の日曜日、友人がトロントに帰る前日に誕生日パーティを開催する事に。

息子が好きなブリッピーという子供向け配信をしているYouTuberがいるのですが、ブリッピーが誕生日のお祝いに来てくれる!というサプライズをすることにしました。

このサプライズは友人がこちらに遊びにくる事が決まった時点でもう計画されていました。

ちなみにブリッピーはこちら。

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子供の英語の勉強にもきっとなるからオススメです。

衣装が大事ということで、友人にはブルーのシャツを持参してもらい、サスペンダーと蝶ネクタイ、帽子は画用紙で手づくり!

そして、眼鏡は黒のだて眼鏡を拾うという奇跡が起きたので、それをオレンジにペイント。

そうしてできたブリッピーがこちら!

 

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めっちゃありがとう

息子完全に信じる!息子も友人もめっちゃ緊張!友人震える!息子怖がる!

ブリッピーにハグしてもらい、ブリッピーにプレゼントをもらい、ブリッピーに遊んでもらい、ブリッピーにケーキをもらい、ブリッピーと写真をとってとにかくブリッピー!

なんとまあ、信じる息子がかわいい!

ユーコンの先輩夫婦にもお祝いに来てもらって、とても素敵な一日が過ごせました。

いつのまにかろうそくも消せるようになっていて、

わたしの赤ちゃんはどこへ行ってしまったのだろうと少し寂しくもなったりしたのでした。

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息子のお祝いでおなかいっぱいになったけれど、

わたしもたくさんの人におめでとうと言ってもらえて

30歳も楽しく過ごせそうです。

自分が30年も生きて来たなんてまったく信じられないけど、

正直20代が恋しいという思いはめっちゃある、20代にしがみつきたい自分がいますが、自分では何故だか訳も分からぬまま、結婚、出産、海外移住、猫を飼うと幸せをたくさんたくさん手に入れて、やりたいこともたくさんやってこれた30年。

30代も訳も分からぬまま、バタバタと、大切な人たちと一緒に、素敵に歳を重ねていきたいなと思います。しかしまだまだかわいい30歳でいたいっす。