Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

引っ越しを控えています。

こんにちは!もうすっかり7月ですね。

月イチブログのようになってきてしまいました。

しかしめげずに続けたいと思います。

タイトルにあるように実は引っ越しを控えております!

この8月の一日に新しい家に引っ越す予定です。

 

なぜ引っ越しをするかというと、

もうベースメント生活は嫌だというのと、職場とデイケアが車で10分ほどかかるのでガソリン代がかかるのと、家具付きの暮らしを卒業したい、息子が家の備品を壊すのではないかや、息子の生み出す騒音に気を使いたくない、という思いがありました。

で、去年の10月に今のお家を一年契約したので、次の契約は更新せずに新しい家に引っ越そうという予定でした。

それで、6月頃から家を探し始めたのですが、ちょうど今引っ越しシーズンなのでどこも動きが多く、たまたま息子のデイケアの先生が、引っ越しをするということで、そちらの家を紹介(というか先生も後に住み人を探していました)してもらうことになりました。

 

職場から徒歩3分、デイケアまで徒歩1分。

一階がガレージで二階三階が居住スペース。

2ベッドルーム、お風呂にはバスタブ付き。(今のところはシャワーのみです)

家具はついていません。

 

日本のアパートと少し違うのは、家具はついていなくても大型家電は備え付けの場合が多いという事ですね。助かる。

 

今の家も契約期間の前なのですが、引っ越し予定のお家は8月から入らなければいけないそうなので、大家さんに引っ越ししたいと伝えるとあっさりオッケーでした。

それがいい!引っ越した方がいいよ!

とのことでした。それもどうなのか。まあ円満退居がいちばんですね。

 

さて、そんなこんなで家具や生活用品を揃えなければならなくなった私たち。

残念ながら、家具屋さんに行ってインテリアにこだわって、新品を一通り揃えるなんていう財産の余裕がないので、

いかに安く、必要なものを揃えるか。

が勝負となってきています。

 

そう、ここはカナダ。

日本とは全然状況が違います。

 

作戦1

バイアンドセルを利用する。

いわゆるジモティーみたいなものです。といってもメルカリやジモティーのようにアプリを使う訳ではなく、Facebookのページで欲しいものを出品している人がいればすぐ連絡して、早い者勝ちで譲ってもらう。という形です。

ホワイトホースのバイアンドセルのページは3種類くらいあってどれも登録するのに承認が必要ですが、かなり盛んに出品されているので、常に目を光らせ欲しいものが有ればすぐ連絡。という形です。

が、売り切れるのもめちゃくちゃ速い。買いますと言ったその足で取りにいくぐらいのフットワークの軽さがないと他の人の手に渡ってしまいます。

 

ここでは、息子の幼児用ベッドをゲット。マットレス付きで60ドルでした。

 

作戦2

人に譲ってもらう。これはもうとにかく、引っ越しするということを言いふらして、不要品を安く譲ってもらうということです。なんやかんやで、ダイニングテーブルとイス、ソファなどは夫の友人づてに手に入りそうです。

 

作戦3

ガレージセール!!!!!

ヤードセールともいいますね!これがあるのは本当にカナダやアメリカの良いところだと思う。

自分の家の庭に大量に不要なものを置いて売るというやつですね。

今の時期は週末になればもうそこら中でやっています。

先ほど書いたバイアンドセルのFacebookページにガレージセールの情報もアップされまし、色んなところに日付と住所を書いた蛍光色の紙が張り出されています。

先週の土曜日はガレージセール巡りをしてきました。

 

その日開催されるガレージセールを書き出し、地図に印をつけて、普段持ち歩かない現金を、おつりが必要ないようにあらゆる種類握りしめ、家族全員でいざ出陣。

 

ちなみに、先週の土曜日ではないですが、少し前のガレージセールでは、息子の三輪車を5ドルでゲットしてきました。

 

このガレージセール巡りがなかなか楽しいです。

もうね、みんな考える事はおなじなのでセールをやっている家の近くになると車が路駐されまくってます。

規模も家に寄ってさまざまでこれはハズレだなと思うところもあれば、古本市場かなと思うような品揃え、そして人がたくさん!というところもあります。

 

基本値段はついてません。

いくらですか?と聞いて、いくらだよ!じゃあ買います、じゃあいらない。とかそんな感じです。

 

土曜日は、7〜8家巡りました。良いものから売り切れてしまうので、早めに行くのが良いですね。

家具などの大きいものはあまりないのですが、家電や食器、服などはたんまりあります。戦利品を載せますね。

 

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クーラーボックス $10

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オーブン用のグラタン皿、丸皿 3枚で$5

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新品のミキサー $20

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計量カップ、マグカップ、お茶碗、フライパン、シンクに付けるざる。全部で$5!こちらは日本人の方がやっているガレージセールで安くして頂きました。

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新品のKeds $10

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CD 二枚で$4

以上!

 

むかし水曜どうでしょうで、一晩で集めた粗大ゴミで家を作るみたいな企画あったな。

と思い出していました。

 

他にも、住宅街を走っていると「FREE」と張り紙されたソファが置いてあったり、段ボールに張っている小物が置いてあったり、だれでも必要であれば持ち去る事が出来ます。

 

以前トロントに住んでいるときも家具や本等を外に置いてるのを良く見かけたのですが

こういうのって日本にはない文化ですよね。

日本で物を譲るとなれば、知人に譲るか、見ず知らずの人であればネットで買い手を探すか。

 

この、なんていうんでしょう

誰にでもなんでも譲る。っていうのがとても合理的でおおらかで良いなと思います。

必要であれば、それがどんな人でも関係ないというか。

そして不要品を持ち帰ることは恥ずかしい事ではないのだなと。

お金がないと思われるとか、品がないとか、そういうのではないのだなと。

知らない人から譲ってもらったものをまた人に譲って、使えなくなるまで、使えなくなったとしても、ダンプに置かれて、もしかしたらまた誰かが直したり、材料として使い直したり。やっぱり、あんまり所持品に固執しないのかな。

 

使わなくなったからゴミ

使えなくなったからゴミ

 

ではないということが、本当にとても素敵だと思います。

誰かに見栄を張る為に綺麗な家具を揃えたり、新品にこだわったり。

そういうのが削ぎ落とされた暮らしになっていって、

必要なものしか揃えず、不要になればまた必要な人の手に。

庭に置いときゃなくなるんだから、粗大ゴミ捨てるのにお金がかかる日本とはえらい違いですね。

なにせ、そういう肩肘張らない暮らし方が、それだけでリラックスできるのだなと思います。

まあ、私たちの場合、お金がないだけともいいますが。

でも、新しいものに囲まれていなくても、私は新生活がとてもとてもとても楽しみです。