ユーコンでクリスマスマーケットに出店した話
今日はとても満足しているのでブログを書きたいと思います。
というのも、ホワイトホースでSORAとしてクリスマスマーケットに出店していました。(SORAとはユーコンで友人と二人で活動しているリサイクルやリメイクを基盤としたファッションブランドです)
今回出店したのは、ホワイトホースで一番大きなクリスマスマーケットで、開催期間は12日間でした。
12月12日から始まり今日が最終日でした。
出店しているお店は毎年出しているお店が多いようで、私たちは新参者でした。
商品は
はけなくなったデニムから作ったチューリップハット、ポーチ、バッグ、コインケース、シュシュ
廃材から作ったキーフック
牛乳パックから作ったカードケース
などです。
といっても私は絵を描くの担当で、主な商品を縫い上げているのはSORAの裁縫師のHさんです。
お店の雰囲気はこんなかんじ
私はカナダに来たときから、自分で作ったものを売りたい。という思いがあって
そうしているうちにHさんと出会って意気投合し、このクリスマスマーケットを目標にやってきました。
ずっと絵を描いたり、ものづくりは続けて来たのですが、今回私が一人でやっていたときと大きく違うのは
「ゴミを減らす。」ということが大きなテーマである事。
こんな果ての寒いところに住んでいて
何に癒されるかって、景色の美しさとか空気のおいしさとか。
時間がゆったり流れて、焚き火をして、山に登って
冬は銀世界に感動し、雪山がピンク色に染まるのに恋をして。
それで考えるんです。
わたしたちはどれだけゴミを出して、どれだけこの綺麗な場所を汚して、
もうすっかり手遅れなんではないか。
もう長くはないうちに、このきれいな景色も見られなくなって、冬は冬じゃなくなって、息子の世代や、その下の世代にはすっかり変わり果てた場所になるのではないかって。
だから私は私に出来る事をやりたい。
でも、オシャレもかわいいも大切にしたい。
リサイクルがピンとこないとかダサいとかじゃなくて、
リサイクルやリメイクをトレンドにしたい。
私たちがつくったものを見て、かわいいと思って手に取って、
それが地球に優しいってことが付加価値であって、その上で、私たちの商品を手に取った人が、ほんの少しだけでもそういうことに意識が向いたらいいな。
例えばレジ袋をもらうのをやめよう、水筒を持ち歩こう、ファストファッションを考え直そう、いらないものを捨てる前に譲ろう、車に乗る回数を減らそう
何でもいいけど、そういうことを考えるきっかけになったら
それが自分が大好きな絵を描く事で伝えられたら最高やなってそう思ってやってます。
絵を描く事で伝えるというのは絵にメッセージをこめるわけじゃなくて、わたしたちが作ってるものそのものがメッセージになるんではないかなと。
このクリスマスマーケットはSORAとしては大きな1歩で
結果としては多くはないですが利益も上がり、自分たちが作ったものが人の手に渡ったという事が何よりもの喜びでした。
それに私は絵描きになるのが夢で、SORAをきっかけに私の絵を見てもらって、ユーコンで自分の絵を知ってもらうっていうのも目標なので、
自分が描いたものが知らない人に売れたというのはとても嬉しい事でした。
お店のディスプレイ方法や、商品の見せ方などまだまだパワーアップの余地があるので、次に向けてまたこれからどんどん頑張りたいと思います。
今は、牛乳パックを使った商品を開発していて、試作を繰り返しています。
これを完成させてユーコンで流行らせたいと思います。
明日はクリスマスイブ。
いろいろと落ち着いたので家族でゆっくり過ごしたいと思います。