Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

ゴミについて

今日はマイナス4度でした。

この間、仕事中にユーコン出身の20歳すぎの女の子たちが話していたことを聞いていて衝撃をうけました。

その日はマイナス1度ぐらいでした。

 

「今日とってもあったかいよね、ねえ、わたしたちが子供のころは11月のこの時期は毎日マイナス30度ぐらいでとても寒かったよね!」

「そうだったよ。怖いよね」

みたいな会話でした。

 

ちょっと待って。マイナス30度?毎日?

ほんの10数年前まで?

温暖化温暖化と言われていますが、まじで温暖化やん!

日本でも確かに昔より冬はあったかくなっているような気はするし、夏は確実に暑くなっているけど

20〜30度違うってこと?

と衝撃を受けました。

怖いよね本当に。

 

やっぱり自然に囲まれた極北の地で暮らしていると環境の事を考える機会が増える気がします。なにせ影響が著しい。

冬眠できない熊が人を襲ったりという事件も最近ありました。(ホワイトホースであったのではないですが、ユーコンで)

地球上の生き物で人間だけがどんどん地球を汚していきますね。

生きているだけで、ゴミを出してしまうし、燃料を使うし、自然に還元できるものなんてほとんどないわけで。

それで今日は、ゴミの事について書きたいと思います。

ゴミを減らす事も大切なことですよね。

 

まず前も少し書きましたが

ホワイトホースでのゴミ収集は各家が ゴミ箱を家の前にだして収集車が回収していくという形です。

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ゴミ箱です。こちらではbinと言います。

ホワイトホースではゴミ箱の種類は3種。

ガービッジ(一般ゴミというかなんでも)、コンポスト生ゴミなど)、リサイクルです。

それで結構大きいゴミ箱が家ごとにあるんですが、私の住んでいる場所ではガービッジの収集は2週間に1度なんですね。

そしたらパンパンになっちゃう。

収集の日には蓋が閉まらないんです。

上の家とうちなので、うちだけが使っている訳ではないのですが、ほとんどうちのゴミが多いです。

ゴミがいっぱいで閉まらないと入りきらないものを家に置いて収集日を待つなんてことになってしまって

それはやっぱり嫌ですよね。それでやっぱり分別をちゃんとしなくちゃいけない。入らないんで。

 

今まで、生ゴミはビニール袋に入れて、縛ってガービッジに捨てていました。

コンポストのゴミ箱はプラスチックを入れてはいけません。

生ゴミをそのまま放り込むにはどうも抵抗があってそうしていたのですが、やっぱり分別しなければ。カナダの人、結構なんでもそのまま捨てちゃうと思います。

中身の入ったジュースの紙カップをゴミ箱にそのまま捨てたり、日本人のようにいちいちビニールに入れて結んで捨てたりしないのです。

でも、コンポスタブルっていうコンポストに入れられるゴミ袋があることを知ってそれを使う事にしました。(結構高いんですが)

 

リサイクルは、うちの家にはリサイクルのゴミ箱がなく、ゴミ収集の日に出していません。

そこで、リサイクルできるものを24時間いつで持っていける業者があるのようなのでそちらに持っていく事にします。

 

で、ゴミ箱がいっぱいになるということを経験してゴミについて考えるようになりました。

まずは自分たちがどれだけたくさんのゴミを出しているかという事。たった3人の家族でこの量と考えると恐ろしいです。

日本では指定ゴミ袋に縛って出していたのでどのくらいのゴミの量かということをあまり意識したことはありませんでした。ゴミがでれば都度何袋でも出せるし。

燃えるゴミは週2回収集があったし。

そして日本全体ではどうだったかなーと。

 

今思うのは日本は圧倒的にプラスチックが多いです。

こちらのスーパーは野菜や果物は包まれていません。日本の八百屋さんのような感じですね。

好きな数だけ量り売りです。青果の近くロールのビニール袋が置いてあって、それに入れたい人は入れるし、袋に入れずにそのまま買って行く人も多くいます。

レジ袋はあまりもらいません。(もらう人もいるし、もらうこともあるけれど)

スーパーで結構丈夫なエコバッグが売っていて、それを購入し、いつもそれを使っています。しっかりしているのでたくさん買って重たくなっても大丈夫です。多くの人がそれを持っています。

 

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このタイプの袋を2つと、保冷ができるものと合計3つで事足ります。

 

日本で暮らしているときはレジ袋がたくさん溜まっていて、溜まりすぎると処分もしていたのですが

こちらではいざ使おうと思ったらレジ袋が1枚もないということがよくあります。袋がないし袋が高いので、家のゴミを集めるときは、一つの袋にできるだけまとめて捨てるようにしています。

そしてプラスチック製品、ラップやジップロックの袋など、全般的に高いです。

ゴミ箱収集なので指定のゴミ袋もないです

あとアイスクリームも紙のボックスに入って売っていたり、なんとなく紙の物が多い気がします。(それでゴミがかさばってゴミ箱がいっぱいになるのかも)

いちいちゴミを小分けにして捨てないので袋を余り使いません。ピザの箱等袋に入れる必要のないゴミはそのままゴミ箱にポイです。

ただこれは気候の違いがあるかも。

日本は湿度高いし、ゴミがすぐ臭うので袋に入れて縛っておかないと虫がわいたり、不衛生ですよね。

 

 

とにかく何が言いたいかと言うと

そんなにプラスチックっていらないと思ったんですよ。

毎度使い捨てるジップロックや(私は貧乏性なので日本にるときから洗って再利用していましたが。笑)、レジ袋や、野菜の包装や、地域指定のゴミ袋とか!

ないならないで、暮らしていけるわけで。

地域指定のゴミ袋について調べたら、ゴミ袋代をゴミ処理の費用にあてたりしているそうで、ゴミ収集代をゴミ袋代によりまかなっていたり。

なので必要な経費かとは思うのですが、でも袋にする必要はないのでは。

それをここで書いてもどうにもならないと思いますが。

 

ただ、

なんとなくこれを読んだ人が、ちょっとでも意識してくれたらいいなあと思って書きました。

私は環境問題について、こうしなきゃいけない!こうするべきだ!

温暖化だ!と訴えたいわけじゃないのですが。

今までも、今も好き勝手生きてきたし。

でも、なんていうんでしょう、

プラスチック大国の日本で、環境の変化に危機を感じる事はあまりないですよね

あ〜昔より暑いなと思うことはあるけれど。

国が沈みそうになったり、熊に襲われたりはしないわけで。

だから、何事もそうですけど、自分には無関係であるから意識していない事が、全く別の場所で影響を及ぼしているということがあるので。

ちょっと立ち止まって考えられたら良いなと思いました。

 

 

、、、、まじめな内容になってしまいました。

ローラみたい?笑

 

失礼しました!ではまた!