Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

最近の休日の過ごし方

ご無沙汰しております!

ブログを書くのが久しぶりになる事が多くて毎度何から書けばいいのか迷ってしまいますが、とりあえずは雪も溶け、ずいぶん暖かくなったユーコンでの最近の休日の過ごし方を紹介したいと思います。

 

私のデイオフは金土なので土曜日は夫も息子も全員家にいます。

ということで基本的に体調が良ければ土曜日は出かける事が多いです。

今日も土曜日なので車でビューンと一時間。

デイキャンプというなの豪快に火を燃やす焚き火を楽しんできました!

 

実はつい2週間前の土曜日も行ってきました。

同じ場所です。

夫がカレッジの授業でキャンプをした場所に連れて行ってくれました。

アニーレイクという湖の近くです。

 

二週間前はまだ雪がそこそこ残っていて、キャンプ地まで車で乗りつけられなかった(というかハイキングする事が目的でもあったので)1時間ほどハイキングをしてキャンプ地までいきました。

キャンプ地といっても、整備されていてお金を払って使うキャンプ地のようなものではなくて、山の中にファイヤーピットがあって、丸太のベンチが置いてある。

という感じです。

 

2週間前は、雪がまだまだあったので、夫が


息子をおんぶし、わたしが荷物をそりで引きながら歩きました。

そりで引くと荷物はこんなに軽いのか!と感動。

火起こしも、小さい木々や焚き付けになりそうな草を集め、ライターしか持っていなかったので時間がかかり大変でした。

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得意げに枝を集める息子

「そのうち付くやろ〜これでこそキャンプってかんじやな!」なんてわいわい言いながら火がついたときはとても嬉しかったです。(まあつけたのは夫で、わいわい言っていたのは私ですが)

昼前に着いたのですが、昼食はおにぎり、スープ、サンドイッチなどを持参。

焚き火で湧かしたお湯でコーヒーを飲みました。

そのあとはとにかくのんびりしたり、息子と走り回ったり、散々遊んでぼちぼち帰りました。

 

さてそんな2週間前の反省をふまえ今回は意気込んだ私たち夫婦。

どうせならおいしいものが食べたい!と何件かあるスーパーの中でも、自分たちがおいしいと気に入っている 'save on foods' で生ソーセージを購入。

それもパックに入っているものではなくて、スーパー内の肉屋コーナーのようなところで。一本2ドルで3本で6ドル。

そして、さつまいもとジャガイモも用意。前回同様コーヒーも飲むぞ。

 

朝は8時に出発するぞ!

 

と気合い十分。

今回は雪もないだろうから、そりはひけないね。

荷物も持ちやすいものにしなくっちゃ、息子は往路はどうせ歩かないだろうからはなからおんぶやな。おんぶ暑いから最初から服脱いどかなあかんな!

などと作戦会議。

 

さあさあ!いざ当日。

いや〜〜〜今朝は特別眠たかった。

 

 

起きたら9時前でした。

 

夫の起きて最初の一言は「行くんか?」。

朝だらだら寝たい気持ちも夫婦で一致。行きたい気持ちも一致。

ということでのんびり10時頃になりましたがいざ出発!

 

道中車の中で、重い荷物を持ってハイキングをするという決意が揺らぎ始めた頃

「雪溶けてそうやし、車で行けるかもしれへんな」と夫が一言。

 

到着してみると雪はすっかりないではありませんか。

息子は後部座席で鼻水を垂らしています。

「息子の鼻水も出ている事やし、今回は車で行ってみるか!」

と、息子を気遣うという名目で、今回はハイキングは見送りに。

 

しかし、わたしたちが乗っている車は、車高低めのワゴン車で、オフロードが得意な訳ではないので、ぼこぼこ砂利道に幾分緊張しましたが10分もかからず到着。

歩いたら1時間弱かかるのに!

 

さあさあ、体力も余ってるしいざ火起こし!

今回はチャッカマンを持ってきました。

これがね、思ったより弱いの。

ふらふら〜って火がついてすぐ消えちゃう。

なんかもう、ライターやチャッカマンでも苦労するのに摩擦で火をおこしたりするの想像できない。

そしてなぜか息子はとっても機嫌が悪く、私は早々に秘密兵器のオレンジジュースを投入。

そんな私を横目に夫は念のために持って来たと言う着火材をさらっと使用。

 

チャッカマンがもったいないから。

 

って。

すぐ楽するやん、わたしら。

 

あっという間に火はついて、

息子はジュースでべたべた、私はケラケラ笑っていました。

 

今回の目玉のソーセージも芋もアルミホイルで包んで直に放り込んで放置。

息子はなぜかいつもキャンプにくると、うん◯をしてしまい(開放感?)、親はうんざりですが、その後はすっかり機嫌が良くなってニコニコ遊びだします。

 

ソーセージは端の方において、様子を見ながら焼いていたのでいい具合の焼き上がりで取り出す事ができました。

いや〜おいしかった。

息子には少し辛かったようですが、大人はとっても満足。

 

しかし、ちょっと足りない。これでは足りない。

芋はどれだけ焼けばいいかわからず、さすがに出来てるやろう!と黒こげを取り出してみたところ5ミリくらいは炭になってしまっていましたが

割ってみると中はほくほく!

さつまいもはねっとり甘く、じゃがいもにはバターと塩こしょうで!なんて幸せなのか!

次回はもっとたくさんの肉と芋をど真ん中に投げ入れるのはやめよう。

そして食後のコーヒーもしっかり楽しみました。

 

息子は山遊びがとてもとても楽しいらしく、最初こそプリプリしてましたが基本的に外にいるとずーっと機嫌がいいです。

 

切り株に登って下りてみたり、木と木の間をトンネル!と駆け抜けてみたり、

少し残った雪の上に座り込んで「しーしー!」と言ってみたり。(トイレなのか?)

このキャンプ地は川も近くにあり水も困らないのがとてもいいところ。

息子は川遊びも大好きです。(石を放り投げるだけですが)

 

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2週間前に比べて随分薄着になりました

 

特別な場所にいったり通わせたりしなくても、すぐ自然がそばにあるのはユーコンで住む特権ですね。

そして本当に良い季節がやってきたなあ。

 

夫婦の会話も増える気がします。

私たち夫婦は10年以上の友人だったのですが、その友人時代に戻ったような。

ヘラヘラ笑ったり、はたまた何も喋らない時間があったり。

日常生活のせかせかした時間から離れて、心底リラックスできますね。

きっと私たちは火が好きで、自然が好きな事が共通しているのでそれがあれば、心も落ち着くのかもしれません。

 

まだまだ初心者のテントも持っていない私たちですが、いつか1週間とか山で過ごしてみたいななんて思ったりもして。

 

ちょっとずつ必要なものも揃えて、でも揃えすぎず、気張りすぎず、

山を楽しみたいと思います。