飲みに行った話
つい2週間ほど前から、職場に新しい人が入ってきました。
同い年の29歳のチリ人女性です。
英語はとても堪能です。
仕事中にお互いビールが好きという話が出て
家で飲むのが好きか外で飲むのが好きか
カナダに来てから 飲みに行ったか
などとりあえずお酒の話を一通りして
いっぺん一緒に飲まないとね!と話していたら
「そうそう、明後日友達と飲みに行くけど行く?」
と誘われたのです!
今まで家開催の宴会は何回か開催しましたが、日本人の方達とでしたし、
職場の飲み会はやはり職場の飲み会なので
「外で外国の人と日本人なしで飲む」という新しいチャレンジにうずうずしてしまい
「夫に聞いてみるね!」と。
家に帰って行っていいか聞くと快諾してくれたのでいざ外国人との飲み会へ!
チリ人の彼女の友人はフランス人の男性でした。
その方が、私の家の近所に住んでいたのでお店はうちから車で3分のスポーツバーのようなところになりました。
夫に息子を見てもらい7時集合でお店へ。
私は家でご飯食べちゃったのでチキンウィングを注文。
二人はハンバーガーを。
そしてビールをピッチャーで注文!
ピッチャーとか久しぶり!
ひさしぶりの外でのお酒と
息子や夫がいない環境で何かが解放されたのか(いや日本でもちょくちょく友人と行ってたのですが)
ビールが進む進む。
チキンウィングがまたおいしいのなんの。
お酒っていうものはすごいですね。
私のことをよくご存知の方は、私がどれだけ居酒屋を愛し、
独身時代どれだけの給料を胃袋に使って来たかをよくよく承知と思いますが
そうなのです
私はお酒が好きなのです。
コーヒーを飲んでいてもビールを飲んでいるように見えると言われ
出勤すれば退勤する前にはビールの事で頭がいっぱい。
ビールさえあれば誰とでも仲良くなれてしまうのです。
久しぶりに会う友達がいれば、仕事中から乾杯するのが楽しみで小躍りしてしまうほど。
結婚してからは、飲み行く事は激減し
といっても何の不満もなく、新婚時代は夫しか見えていなかったので(いや、今もですよ、もちろん)お酒などなくても、心はとても満たされていました。ちなみに夫はお酒をほぼほぼ飲みません。
妊娠、授乳中はもちろんお酒は飲まず
断乳後飲酒を再開したもののハメをはずすということはそうそうなかったと思います。多分。
それがこの日は違った。
といってもゲロゲロはいたり、記憶をなくしたり、人様に喧嘩を売ったりはしていませんが、ただいつもより楽しくなって、いつもより多少酔っぱらったという事。
正直なところ途中からは頭が働かず、フランス人とチリ人が何話しているのかわからないときも多々ありましたが不思議なもので私の英語もスラスラでるんですね。
相手が何言ってるのかよくわからないのに。笑
日本人はなぜイルカやクジラを食べるのかや
ベジタリアンについてどう思うかや
宗教の話もしたし
結構たくさん色んな話もして
しかし大半はとてもしょうもない話でゲラゲラ笑って
気がつけば12時を過ぎていました。
独身時代であれば、このまま何らかの方法を使って(誰かの家にいくなり、タクシーで違う店に行くなり)次の日の事を考えずに過ごしていましたが
今や30手前の家族持ち。
「やばい12時や、帰らないと」
嫁が飲みに行くのを快諾し、店まで車で送ってくれ、息子の面倒を見て、寝かしつけて、起きて待ってくれているであろう夫の事が頭から離れず(もう十分遅い)
「私もう帰らないと!帰るね!」と散々楽しんでおきながら真面目な妻のように振る舞い、
酔っぱらった外国人たちに「そうした方がいいよ!」と言われて
いそいそと帰宅。
遅くなった事を謝ると「かまへんで」と。
私は酔っぱらっていない、私は酔っぱらっていないと言い聞かせながら帰りましたが
家に帰ってからは、パジャマを見つけられず部屋を行ったり来たり。
風呂に入ってすぐに就寝。
酒臭かったやろな、いびきもかいたかな。
本当にありがとう夫。
本当楽しかった。
そして、もっともっと英語が話せるようになりたいなと、
なにか投げかけられたときにもっと自分の意見が言えるようになりたい。
もっとたくさんの人と仲良くなれるように。
日本で素晴らしい友達ができたように、こっちでも人種に関わらず素敵な友達ができるように。
私はお酒がなければ、シャイな日本人なのでやっぱり英語を間違えるのは嫌だし、
まだまだNO!と言えないこともあるし、何言っているかわからないときに流してしまう事もあるし、冗談もなかなか言えないし、英語ではスラングもなかなか使えないけれど、それでも、もっと英語を使えるようになりたい!と
日本でいる私と変わらない私でいたいと思っています。
語学を学ぶ楽しさをまた思い出しているので、日々少しずつパワーアップしていきたいな。
ただ飲みにって楽しかったみたいなブログになってしまいましたが(載せる写真が何もなかった)、私は結局のところ変わらず元気にしていますということですね。