Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

働きはじめました。

こんばんは。

実は、今日は初出勤日でした。

本当は2週間ほど前に仕事が決まっていたのですが、本当に働けるのかな?と色々不安があったので、雇われたという確信を得てからブログに書こうと思っていました。

 

まず、私たち家族はユーコンノミニープログラムで永住権を取得しようと思っているので

ノミニーのサポートをしてもらえる雇用主を探さないといけませんでした。

ユーコンノミニーのこと、またいつか書けたらと思いますが

わりとネットで情報が出てくるのでとりあえず気になる!と言う人はググってみてくださいね。

 

まあ、正直なところすっごく簡単に仕事が見つかって、すっごく簡単に決まったんですけど、これも全てユーコンの先輩夫婦のおかげです。(いつもです)

ちょうど、うちのホテルでハウスキーパーを募集しているよ!と紹介してもらったのです。

もちろんそこはノミニーのサポートをしてくれる職場です。

先輩の働きぶりが評価されていて信頼も厚いので、話が進むのがとっても早く

あれよあれよと決まりました。

 

が、そのときに

すぐに働ける人が必要と言われて

息子の保育園が決まっていなかった私は、すぐには働けないと言いました。

これまた今度書きますが、ユーコンで保育園探し結構大変なのです!

田舎なのに保育園はどこもいっぱい!

シッターを雇うか、誰か見てもらえる人はいないの?どうにかできない?

と言われ

仕事を決めたかった私は

「週末なら出勤できます!」

と週末は夫に子育てを丸投げする事を決めて、

保育園が始まるまでは週末のみのパートタイム、

保育園が始まったら平日も含めたフルタイム。

と言う条件で仕事をゲットしたのでした。

 

その後も、10月半ばから入れると思っていた保育園が11月まで延期になってしまったり、私以外にもレジュメを持ってきている人がいるという話を聞いていたので

もっと条件のいい人が見つかって仕事をもらえないかな不安になっていましたが

 

本日無事に出勤できました!

 

シフトに名前が入ったり、出勤できることそのものに喜びを感じたのは人生で初めてかも知れません。

 

だって!

だってこれが夢のカナダ移住への第一歩!

 

仕事はホテルのハウスキーピングなので

お部屋を掃除したり、ベッドメイキングをしたりです。

今自分がホテルに2週間も滞在しているおかげで、色々イメージしやすかったです。

でも私たちが泊まってるホテルとは違ってとっても綺麗!

コーヒーもデカフェもあるし、バス用品も充実しているし、ハウスキーピングは徹底されていて、ベッドにはチリ一つないって感じで、色々と感動しました。

 

私はカナダにハウスキーピングをしに来たのか?と言われれば

もちろん違いますが

結構楽しいです。

しんどいですけど。

今日はベッドメイキングを教えてもらいましたが、シーツがパリッときれいなベッドってとても気持ちがいいです。難しいんですけど、枕が。

体を動かすの好きですし、忙しくてあっという間に時間が経つのも良い。

 

高校生のきにバイトに憧れて働いた年末年始のパン工場や、大学生のときに名前のオシャレさにひかれて働いていた、むちゃくちゃ暇な観光施設のチケット売りより全然いいです。この二つは人生の仕事経験の中でワーストです。

 

そんなこんなで、自分たちのホテルの部屋のシーツはぐちゃぐちゃですが、

明日も仕事なので張り切って働きたいと思います!

 

あ、夫も学生生活忙しいながらも楽しんでいるようです。

留学生の友達とオーロラ鑑賞をしてきたときの写真です。

 

 

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ホテルはつらいよ

こんばんは!

先日の詐欺騒動も落ち着いて一件落着。めでたしめでたし!といきたいところですが、実はもう一悶着ありました。

 

カナダに着いて、最初のairbnbの宿は2週間しかとっていなかったんですね。

それが8月の末。

無事に家を見つける事ができたものの、入居は10月から。

最初の宿は1週間延長させてもらったのですが、そこから先は次のお客さんが入るため、あとの2週間の滞在先を探さなければなりませんでした。

 

小さな子供がいるため、毎日外食や買ったものという訳にもいかないので、できればキッチン付きで、荷物が多いので2週間まるまる泊まれる宿という条件で探しましたがなかなか見つからず。

キッチンが付いている宿はいくつかあるのですが、2週間続けての予約はどこも取れませんでした。

 

そこで、キッチン付き宿は諦めて、2バーナーのキャンプ用コンロと鍋を調達。

ホテルにキッチンを付けることにしました。

 

そんなこんなで今滞在しているホテルに移動したのです。

ホテルの部屋は意外と広く、まずまず快適。

洗面所で調理をするという荒技を強行。

なんかキャンプみたいで楽しいね!

なーんて言いながら、初日の夕食を終えました。

(ちなみにこの日が口座からお金が無くなった日です)

 

2日目は銀行や警察を行ったり来たりした日ですね。この日もホテルに関してはなんのトラブルもなく過ぎました。

 

3日目、日曜日。

この日はゴールドラッシュ時に栄えた町であるカークロスまでドライブ。

途中、エメラルドグリーンの湖を見たりして、すっかり楽しんで帰宅。

 

そこでふと鏡を見て気がつきました。

あれ?なんか腫れてない?

虫さされ?

そういえばなんか痒いな。

まぶたの上、ほっぺた、首すじなど6箇所ほどぷっくりと腫れていました。

朝、鏡を見たときも少し赤くなっていたような気はしてたのですが、気のせいかなと思う程度のものでした。

 

「俺もなんか首さされてない?」

と言う夫の首も赤く転々と腫れていました。

 

なに?虫?

「枕かな。」

と夫。

枕?枕に虫?

いやいや!まさか!

 

夜になって、その虫さされのようなものはどんどん腫れてきました。

そして痒い。

 

虫に刺された話をお友達にしていたら

「それベッドバグじゃないよね?」

と言われ、インスタに虫に刺されたことをアップしたら

そこでも

「ベッドバグちゃうん!」

と。

 

私たちは知らなかったのです。

ベッドバグを。

 

南京虫ともいうそうですね。

ベッドにいる虫で、血を吸って、ものすごく繁殖するって。

鞄や、服にひっついて、卵を産み落とし増えるって。

一度繁殖したら駆除はものすごく大変って。

 

もうこれ以上書くのも嫌なので、ベッドバグでググってみてくださいね。

とにかくヤバいやつ。

大きさは1〜4ミリだったり、5ミリくらいだったり。

夜中に活発になるから、電気を消したら出てきて体を這うらしい。

カナダのホテルやシェアハウスで出る事もけっこうあるみたい。

 

ただ、人によって噛まれた後の反応も違うらしく

めちゃくちゃ痒くてどうしようもない人もいれば、全然痒くない人もいるみたい。

 

とにかく、ベッドバグかもしれない

ということがわかって

必死にマットレスをまくってみたり、シーツをはいでみたりしたのですが虫そのものを見つける事はできませんでした。

 

その日の夜遅く、たまたま夫の学校の友人がこのホテルのフロントでバイトしていたので、ベッドバグの話をすると

すぐにマネージャーに掛け合ってくれて、翌日部屋を変えてもらえる事になりました。

 

次の日の朝、私の顔はパンッパンに!

目が開かない!

そして、とにかくかゆい!

 

あまりのかゆさに薬局に行って、ベッドバグの薬ない?と聞いたら

「ほんとにベッドバグ?ベッドバグなら水で洗うしかないわよ!」

といわれて絶望。

 

ぶとってわかりますかね?

ぶとに刺された時と同じくらい腫れます!

 

荷物を全部捨てた方が良いとまで言われたけど、

これが日本から持ってきたほぼ全ての荷物。

これが無くなってはもう何もできない訳で。

 

ベッドバグは高温で死ぬらしいので

とりあえず服は高温で洗濯、乾燥機にかけました。

 

幸い、新しい部屋に移動してからは新たに痒くなった場所はないので、

ここにはいないんだろうと思っています。

いまだに本当にベッドバグだったのかは不明ですが、

なにか虫がいたことは確か。

 

もっと幸いなことに、息子はひとつも刺されていませんでした。

布団にはいらずに、掛け布団の上で寝ていたのが幸いしたのか。

ベッドバグにはめっぽう強い2歳児なのか。

なにはともあれ本当によかった。

 

もし、世界を旅したり

ワーキングホリデーにいったり海外に住むことを考えている人は

ベッドバグについての知識があると

被害にあったときも迅速に対応できるかも。

とにかく洗濯!洗浄!ホテルにもすぐ言いましょう!

 

とはいえ、このベッドバグ、

いまや世界中にいるそうです。日本のゲストハウスやシェアハウスでも、世界中の旅行者が連れてきて繁殖したりしているようで。

 

もう確実に駆除するのは無理なのかもしれません。

荷物を全部捨てたり、家中殺菌消毒したり、

現実的に無理なこともあるし、虫を殺す薬がこどもに安全なのかもわからないし。

そして、やってもやってもいつ誰がどこから連れてくるかわからないもの。

 

私は田舎出身なので

虫と共存ということが当たり前の中で育ちました。

夏には大量に蚊に刺されていたし、蜂にも何度も刺されたし、

夜目が覚めたら足に大きな虫がついていた、なんてこともよくありました。

でも虫は嫌いです。嫌いですが、それが当たり前でした。

夫は、カナダに来る前は無農薬のお茶畑で働いていて、マダニや毛虫に刺されてくることもしょっちゅうでした。

もちろん、刺されないようにすることが一番ですし

家の中に入れないようにするのが一番です。

 

ただ虫はどこにでもいます。

田舎にも、都会にも、日本にもホワイトホースにも。

うまく付き合っていかなくちゃいけないのかなとも思います。

小学生のころ、引っ越した家の畳の部屋にダニが出て、母が必死にバルサンを焚いていた事を思い出しました。

もちろん自分の家にはいて欲しくないですが、

世の中の共生のかたちとして切り離す事はできないのかなと。

 

部屋を変わってから1週間が経ちました。

まだ痒いですが、ようやく腫れも収まってきました。

このくらいの被害で済んでよかったなと思います。

何度も刺されると慣れるらしいです。

もう刺されたくないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詐欺にひっかかってしまった話 〜後編〜

山本KIDさんがお亡くなりになったのですね。

カナダに行く前に癌で闘病されているというニュースを見て衝撃を受けました。

昔、格闘技が好きでよく見ていました。

かっこ良かったなあ。小さいけれど、強くてカリスマで憧れの選手でした。

かっこ良かったなあ。ありがとうというのもなんかおこがましいけど、ありがとう。

ブログの内容と全然重みが違うのですが、触れておきたかったので。

 

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昨日の続きより。

 

お金がごっそり無くなった事実を前に、朝がこなければいいと思ったものの

案外ぐっすり寝てしまってあっという間に朝は来てしまいました。

私は嫌な事から目を背けるために眠るのが得意なようです。

 

銀行が開くのは9時半から。それまでそわそわしながら、営業開始と同時に窓口へ。

銀行に行ったらどうにかしてくれる!そう思って

しどろもどろになりながら状況を説明しました。

窓口のお姉さんはカードの番号をパチパチっとパソコンに入力し、

パソコンの画面をくるっと私に向けてこう言いました。

「fraud(フロード=詐欺)の疑いがあるのでブロックされています。この電話番号にかけて、ブロックを解除してもらうか、口座を作り直すかとりあえずここに電話をかけて。」

と。

この日私は何度fraudと言ったかわかりません。フラウドだかフロードだか聞いた事ない単語とか思ったけどもう一生忘れません。

フロードで詐欺です。

それで窓口は終了。

とりあえず教えてもらった番号に電話をかけました。

日本でもよくある自動音声対応ですね。

今回は何度もこれに悩まされました。

英語を聞き取りながら、プッシュホンを押しながら、また英語を聞き取るというのはなかなか大変です。

え待って待って!とかしてるうちに

「sorry i cant understand it please call me again」みたいなかんじで強制終了です。

なんとか自分のカード番号、暗証番号を入力したものの

これがまあ繋がらない繋がらない。

待っても待ってもずーっと保留です。

 

何も出来ないのももどかしいので、とりあえず電話は保留にして警察へ。

警察署は開いていましたが誰もおらず、受話器がありました。

そこでも電話!でもそれはすぐに優しそうな女の人に繋がりました。

そこでまたしどろもどろになりながら、一生懸命説明。

最終的にポリスオフィサーが出てきてくれて、被害状況を確認してくれました。

すごく親身になってくれ優しい人でした。

そこで銀行の電話が繋がらないと言う話をしたら、もう一度銀行にいってどうにかしてもらえないか相談してみなさいと言われました。

その足で、次はケータイを復活させに行って(結局電話番号を変える事になりました)

一度帰宅し、お昼ご飯を食べてまた銀行へ。

 

もう一度同じ窓口へ。

「申し訳ないけどもう少し辛抱してみて!ちゃんと繋がるから」

と言われたので電話を持ち帰り

ホテルの部屋でひたすら待つ事20分ほど。

ついに繋がったのです!

やっと!

 

しかしそこからがまた試練。

電話って相手の顔が見えないですよね。

そして普段聞き慣れない単語の嵐。

何度も何度も聞き直して

必死にメモをとって

なんとかわかったことは

お金は1500ドルずつ二回送金されていて、一度は送金が成立してしまっている事。

もう一度は銀行がブロックしたということ。

銀行口座はまったく新しいものを作らなければならない。

クレジット機能をとめなければならない。ただし、クレジットの会社は週末は休みなので月曜日にかけること。

ケータイを完全に初期化する事。

の三つをしなければならないとのこと。

肝心のお金が返ってくるかどうかは5〜10日営業日以内にうんたらかんたらと言ってて結局良くわからないまま電話を切ってしまいました。

わからないことがあったら、また電話を下さいとのことでした。

この時点でわたしの疲労はピーク。また電話をかけるにしてもハードルが高すぎる。

 

その日は、銀行口座を新たにする為の予約をしにもう一度窓口に行って戦闘終了でした。

 

次の日は日曜日だったので、全てを忘れてドライブへ。

日曜日の夕方ぐらいにようやく心が落ち着いてきました。

 

さて月曜日。

夫は学校です。

私は意を決して、教えてもらったクレジット会社に電話をしました。

もちろん自動音声案内です。

もうこの時点で自分がどの番号に当てはまるのかイマイチわからない。

日本語だったらとりあえずオペレーターに繋がればどうにかなるという自信がありますが、英語はきびしい。

 

で正しいのかなんだかわからないまま、オペレーターに繋がったのですが

これがもう驚くほどに聞き取れない。

オペレーターの人ってネイティブじゃないこともよくあるんですね。

電話の上に、アクセントもあいまってほんとに意味不明。

「ノーノー!ミス!アイディドゥントセイザット!」

とのやりとりを何度した事か!

ミスっていうのはミスミセスのミスね。

 

で結局、違う電話番号を教えられてこっちにかけてって言われました。

私の中ではクレジット機能をストップさせることが目的のつもりだったのですが

「違う電話番号にかけてクレジットをアクティベートして」みたいなこと言ってました。

アクティベート?それでいいの?あーーもう!!

このとき息子は電話にかじりつきの私の足下でギャンギャン。

 

もやもやしながら、教えてもらった電話番号にかけると

またもや自動音声案内で、

今度は郵便番号を入力しろと。

カナダの郵便番号って数字とアルファベットなんです。

プッシュホンでの入力方法がわかりません。

先に進めません。

すると、音声入力もできるとのこと。

私なりの完璧な発音で郵便番号を言うも何度やってもAがHに!

なんどエー!といってもエイ!と言っても

エイチに!

しかも郵便番号にはAが二つ!

一つ成功しても一つはエイチに!

何度も何度も郵便番号を叫ぶうち

何かが私の中でプツンと切れました。

 

諦めよう。

 

これはもう無理!

 

無理だわ!カナダ人か英語がもっと出来る人に電話してもらおう。

なんなら、最初の詐欺ダイヤルにもかけてもらって、全部内容を確認してもらおう。

そうしよう。

 

そう思いひとまず、先輩に電話。(車を譲ってもらったユーコンの先輩ですよ!)

きっと私は

自分がすっごい頑張ったんだよ

頑張ったけど全然無理だったんだよっていうことをまず聞いてもらいたかったんですね。

日本語で。

 

ぶわーっとこんなこんなでこんなで、大変で困ってってのを説明して

挙げ句の果てに、代わりに電話してくれませんか?とまで相談。

快諾してくれた先輩ですが、ひとつアドバイスをくれました。

 

「俺も今から支度するけど、もっかい銀行に行ってむっちゃ困ってるっていってみ?私の英語じゃ電話できないっていってみ?とにかくお願いしてみ!」

 

これが神の助言!

それで私はもう一度銀行へ。

 

「困ってる!英語が電話じゃ伝わらないし、何言ってるかもわからない。

電話かけても、結局なにがなんだかわからない。」と必死になっていってみると、窓口の人がオフィスの人に掛け合ってくれて

オフィスの人がたまたま今日の午後ならあいてるから、全部一緒に解決してくれると、

口座も今日作り直してくれると。電話もかけてくれると。

 

その人がまた超いい人!!!!

なにからなにまで全部説明してくれて

口座の違いもクレジットカードの仕組みもすごく時間を使って丁寧に教えてくれて、

お金はちゃんと返ってくる事も、どのくらい日にちがかかるかも全部理解できて。

全部理解できるとはこんなに気持ちのいい事か!と感動。

困ったら、アポイントメントをとって相談してきてね。って。

 

日本とカナダとは少し違って

銀行は人と約束するんですね。口座を開設するにしても、ちゃんとオフィスで誰にも聞かれないところでしっかりやり取りして開設する。

だから行ったその日には作れないし、時間もかかるけど

今回はそのことがとても親切で安心できるんだなと思いました。

お金のことだからこそ。

日本の方が丁寧迅速なサービスであることがほとんどだけど、でもこっちの人も優しい。

困っている事を伝えればちゃんと対応してくれるし、

電話がうまくできなかったら頼ればいいんや。

できないことをできないって言っていいんやととても勉強になりました。

 

あと生活ってやっぱり旅行とは違って

曖昧にしてはだめなこと、はっきりさせなければいけないこと、

わからないことはどんどん聞かなければいけないこと、わからないことはわからないって言わないといけないこと

という当たり前のことがとても大事なんだなと改めて感じました。

 

何はともあれ

お金が返ってくるのがほんとによかった!

 

これに懲りて、以後ほんとに気をつけます!

 

あー長くなった!

 

これにて詐欺話終了です!

 

 

 

 

 

 

詐欺にひっかかってしまった話 〜前編〜

お久しぶりです。

いやぁ、色んな事がありましてね、この10日間、、、

なかなかパソコンを開く余裕と言うか

ブログなんて書く気分にならなかったのですよ。

本当は景色がきれいなところにドライブに行ったり、仕事が決まったり

保育所が決まったりルンルンで報告したい事もあるんです!

あるんですが

 

いい事ばっかりが続く訳ではないですね

これから書く事は、本当は書きたくないんです。誰にも知られたくないんです。

詐欺に引っかかった話。

自分がいかに馬鹿かということをあまり知られたくないです。

こんなしょうもない詐欺にひっかかった事実は闇に葬り去りたいのですが、

これは誰かにとってきっと有益な情報であるはず。

詐欺に引っかかった事だけじゃなくその後の対応や、何に助けられたかなど

勇気を持って書きますので

笑い話程度に読んでくださいね。

 

さて、

私がいかに簡単にこの情報社会に翻弄されたか順をおって説明していきます。

 

カナダについてまず最初にケータイを購入し

その後、銀行口座を作りました。

 

ケータイを買ってしばらくして、テキストメッセージ(電話番号で届くやつ)が届きました。

そこには

「bellユーザーの方へ、払い戻しがあります。コチラから24時間以内にどうぞ」

的な内容が。

やばい、今書いててもうさんくさすぎてここに書くのも恥ずかしいですが

30代手前にしてまったく非常識な私は

こないだケータイ買ったとき払い戻しあるって言ってたっけな??などと何も考えずそのリンクをクリックしてしまいました。

 

すると60ドルのキャッシュバックがあるよ〜との甘い言葉の下に

カナダの主要な銀行のロゴマークが並べられており、

お!ちょうど銀行口座作ったしね!といとも簡単に自分の銀行を選んでしまいました。

すると

次はその銀行のオンラインバンキングのログイン画面にジャンプ。

ん?ログインしたらいいのか?

とよくわからないままログイン。

すると更に次の画面へ。

あなたの情報をコンファームしてください。と書いてありました。

それで、あらゆる個人情報を入力するフォームが出てきて

全部入力しないと先に進めないんですよ。

(ちなみにこれは全部銀行のウェブページとそっくりな画面です)

confirmっていうのは確かめるっていう意味ですね。

ここにね、外国人の落とし穴があると思うんですよ。

いや、まあ私の場合ですよ。

confirmって自分の情報が正しいかどうか確かめろってことですよね。

そんなこと普通に考えたら、する必要ないですよね。

なんのためによ。

だけど私は思ってしまった。

「あれ?これは銀行が私が私である本人確認の為にこんなに細かく情報を入れさせているんだな」と。

なんかconfirmって言葉に惑わされちゃったんです。あれ、何が言いたいか伝わるかな。

とにかく、第二言語では、ニュアンスが曖昧だったり、なんとなくで意味を判断してしまう事があってそれが結構落とし穴だと思うのです。(私の英語力が足りないだけというのもあります)

 

話はそれましたが、ご丁寧に全部confirmした後、エンターをクリックしましたが

その後、何も起こりませんでした。あんなに色々入力したのに、銀行のウェブのトップページに戻ってしまったのです。

実はそのとき一抹の不安が頭をよぎりました。

これは、もしや、よくないものに、よくないことをしたのではないか。と言う不安です。

 

しかし私はそれを認めたくありません。心の底でそんなはずはないよね。とごまかして眠りについてしまいました。

 

それから何もおこらず数日がすぎました。

そして、事件が起きました。

まずケータイが繋がらなくなりました。

テキストが送れない、電話がかけられない、

電話のサービスが無くなってしまったような謎の状態に。

そして追い打ちをかけるようにデビットカードが使えません。

デビットカードは買い物の際、銀行口座から直接支払いが出来る便利なカードです)

暗証番号はあっているはずなのに。口座にはお金が残っているはずなのに。

 

わたしはピンときましたよ。

こないだのあれや、絶対。

 

実に、勘の働くのが遅いこと!

 

ホテルに戻り(ちょうどこの日から最高の宿からホテルに移動)、オンラインバンキングを確認。

5000ドルあった残高が2000ドルになっていました。

このどうしようもない事実を前に初めて夫に経緯を告白。

本当にごめんなさい。

 

「これは完全に詐欺やな」と夫にconfirmしてもらい

どうしていいかわからぬまま

もう夜だったので、銀行の支店にメール。

銀行の詐欺ダイヤルみたいな電話にかけてみたものの繋がらず。

その日は友人に相談して

911に電話した方がいいよ!」とも言われましたが、次の日を待つ事にして

逃げるように眠りについたのでした。

正直なところ、朝が来なければいいと思いました。

 

ここからがまだまだ話が長いのですが、一度に書くととっても長くなりそうなので

気になる続きはまた次回に。

 

ただ、安心してください。

お金は返ってきます!

夢のマイカー

こんにちは。

実は昨日車を手に入れました。

正しくはこちらで知り合った日本人の方、、、

もっと正しくは、こちらにご夫婦で移住されてブログをされているユーコンの先輩(以後先輩と呼ばせてもらいます)から安く譲ってもらいました^^

いやーありがたい!実にありがたい!

 

これがですね、前のブログで書いた大満足airbnbのお宿の目と鼻の先に住んでおられて

ほんと徒歩一分のところ!

すぐお会いする事ができたんですね。

 

で、ちょうど車買い替えるんだよ〜いる?みたいな感じで

ほんとですか!いいんですか!

2000ドルですか!

払います!(ちゃんと試乗もしました)

と譲ってもらったのです。

 

日本ではどちらかの親の車を借りていたので

日本で車を譲渡する際の手続きのことがよくわからないのですが

どういう段取りで譲ってもらったかを書きたいと思います。

こちらでは中古で個人間で車を売買することがよくあります。

で、

まず、

 

譲渡書のようなものを用意

名前や住所、車種、幾らで譲ったかなど

双方の情報とサインがいります。手書きでオッケーです。

当たり前ですが印鑑なんていりませんよ。

 

それを持って、

最初に車の保険に入りにいきます。

保険会社はいくつかありますが、よくわからなかったので

先輩が入ってるところと同じところで契約しました。

 

そこで国際免許証と、日本の免許証を出して

いくつか質問(健康かどうか、車を仕事で使う事はないかの二つだったと思います)に答え、

保険のグレードを選びます。

グレードが上がれば値段も上がります。(動物はねたときどうこうとか、車が壊れたときの修理代がどうこうとかでした)

今回の場合は3パターンあって真ん中のやつにしました。

すいません、脱日本の割には国民性が出てます。

 

運良く保険会社に行ったその日に保険に入れたのですが、場合によってはアポイントメントをとって、次回となることもあるみたいです。(カナダこれが多い!)

 

そして保険代をキャッシュでビシッと払い(まだ口座が作れていないのです)

次はMotor Vehiclesという車を登録するオフィスに行きます。

そこでさっきゲットした車の保険証と、譲渡証、免許証を見せると

ナンバープレートがゲットできます!

 

やったー!

このとき登録料?だったのかな、何の代金だったんだろう、舞い上がって忘れちゃったけど

52ドル50セント払いました。

 

そして無事にナンバープレートをゲット!

そのプレートを付け替えて夢のマイカーです!

これでスーパーでカートいっぱい買っても大丈夫!

ほんとこっちの人いつもコストコ状態!

 

とにかく、車を手に入れたらまず保険!そして登録です!

 

ちなみにこの一連の作業、全て先輩が連れて行ってくれました。ほんとに何から何まで。感謝ばかりです。

 

ついでに免許の事も書いときますね。

ユーコンでは国際免許証で運転できますが、ユーコンに長期住む人は90日以内に日本の免許証をこっちの免許証に書き換えないといけません。

免許の切り替えの際には、筆記テストと路上テストがあります。

で、書き換えた際には日本の免許証は引き渡さないといけません。(免許を重複して持つのはダメなんですって)

というルールがあるのですが、この90日っていうのはあんまり厳密ではないみたい。

一年くらい経っててもいけたよ〜みたいなことも聞きました。路上テストがあるのである程度乗って練習してからの方がいいかな。

 

日本でネットで調べたときは、免許の切り替えの際に免許証を翻訳したものがいると書いてあったのですが、翻訳なしで日本の免許でも大丈夫だそうです。

ただ、運転経歴書の翻訳があると、いつ免許を取ったかや無事故の経歴等で保険料が安くなることがあるみたいなので、そちらを用意しておくとなにかと役に立つかもしれません。

 

肝心の運転ですが

初めての左ハンドル!初めての右側走行!

初めての大型車!!!(8人乗り?のワゴン車)

ハイウェイのスピード感!

見た事のない丸い形状の道路!

であわあわしてましたが、なんとか乗れそうです。

日本でペーパーだった夫も普通に運転してます。

わりと上手でショックでした。

 

駐車がイマイチ難しい。まだ店から遠い広いところに停めてます。

あとカナダ車検ないんだよ。

だから車は自分でケアしながら乗るとのこと。

20万キロや30万キロ走った車も全然現役です。

 

車、自分で整備できるくらいの人間力が必要ですね。

 

長くなってしまいましたので

今日はこのへんで^^

おやすみなさい!

airbnbの宿

こんにちは。

日本は台風がすごかったようですね。今年は西日本を直撃する災害が多いですね。

私たち夫婦は関西出身なので、家族や友達のSNSにあがっている写真を見て衝撃を受けています。

どうかみなさん無理なさらずに過ごしてくださいね。

 

さて、今日はいま泊まっているairbnbの宿について書きたいと思います。

 

私たちは家を決めずに日本を出発しました。

というのも、夫が通うカレッジの寮はもういっぱいと聞いていたし、日本でホワイトホースの家を探す方法もイマイチわからず(kijijiなどで見てはいましたが)

とりあえず仮の宿を取って、その間に家を探すことに落ち着きました。

 

宿は2週間とりました。

 

ここでひとつお話ししたいのは

ホワイトホースは家探しが割と大変だと言う事。

基本的に家の数が少ないようです。

こちらには不動産屋を通して家を貸すってことはないみたいで

大家さんとの直接のやりとりになります。

そこで、学生や無職だと信用がないのでそうそう簡単には貸してくれません。

そして家賃が結構高いです。

 

もし、ユーコンカレッジに行く予定があるのなら

寮がいっぱいと言われてもエントリーして順番待ちに入るのが良いと思います。

10月に辞める人が出たりで空く事もあるみたいですし、カレッジに入るなら寮も一緒に登録?しておいた方が良いです。

 

そして、家が見つからないまま仮の宿を予約する場合は

月末まで予約を取った方が良いです。

たいがいの家は毎月1日から賃貸スタートなので(当たり前の事ですが)

家が決まっても、引っ越しまでの宿がない!となりかねません。

 

さて、宿の話に戻りますが

今泊まっているところは夫が見つけて予約してくれました。

宿はいつも夫任せです。いや、宿だけじゃないですが。

 

選んだ理由は

「空港から近いから」

スーツケース4つ(+ベビーカー)と荷物が多いので移動が多くなると大変です。

 

どうやらここの家主は評価も良いし、良い人っぽい

と言うあまり根拠のない期待を抱いていたところ

これが大当たり!

 

まず空港まで迎えに来てくれました。

背の高いおばちゃんです。

 

会うなり

長旅で疲れたでしょう!さあベイビーを歩かせてあげなさい!

みたいな感じで

息子を芝生に解き放ち

さっさと荷物を宿まで運んでくれました。

 

肝心の宿ですがこれがまた素晴らしい。

一軒家の離れで、一階はガレージで二階が宿になります。

なにせ綺麗。

キッチンも綺麗。

キッチンツールも豊富に揃っているし

お風呂も綺麗。

ベッドも広いし

ソファも二つ。

テレビも見れる。

インターネットも制限は有るけど普通に使う分には問題なし。

そして、私が感動したのは洗濯機と乾燥機!

トロントに住んでいたときはコインランドリーに通っていたのですが

お金がかかるわりにいつもしっとりしていたし、

靴下が縮む事もしょっちゅう。

 

それがここのお宿では乾燥機から出せば全ての服が前よりいい状態になって出てきます。皺なしのふわっふわに!

主婦のみなさん、まじでもう外になんか干してらんねえよって感じですよ。

 

他にも、こちらに在住の日本人の方を紹介してくれたり、

庭で取れた野菜をくれたり、

ベビーシートを借りてくれたり、

ダウンタウンに連れて行ってくれて一日事務手続きに付き合ってくれたり(ずっと息子の子守りをしてくれていました)

息子もこのマザーが大好き!

本当にお世話になっています。

 

ホワイトホースは本当に小さな町です。

人と人の繋がりが信用になります。

そしてみんな優しいです。

見ず知らずの外人を心配して、あれやこれや世話を焼いてくれます。

挨拶もするし、日本の田舎に近いところもあります。

 

そしてそして、

家探しが難しいと言われているホワイトホースですが私たちは無事に家を見つける事ができました。

 

その話はまた今度に。

 

実は昨日オーロラが見えました。

 

ではまた!

ホワイトホースに着いちゃった。

ホワイトホースに来て1週間が経ちました。

やっぱり寒いです。

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ブログを始めるにあたって簡単な自己紹介と何故ここに来たかを書きたいと思います。

 

私たちは夫と私と息子(もうすぐ2歳)の3人家族です。

 

4年前に結婚し、ワーホリラストイヤーの夫と春からカナダのトロントにワーキングホリデーで1年弱住んでいました。

 

ワーホリから帰って日本での生活を再開。

夫は公務員、私は妊娠していたので家で主婦生活。

 

お、なんか生きにくいな

悠悠と生きたいな

大自然の中で子供を育てたいな

カナダに帰りたいな

 

そんな思いから、どうにかしてカナダに戻れないかと色々調べていたところ、

ユーコンにたどり着きました。

 

どうやらユーコンは永住権が取りやすいらしいぞ。

 

地理にとにかく疎い私は

トロントが東でバンクーバーが西!ぐらいにしかカナダの地図を把握してなかったので

 

バンクーバーのずっと北に

なんかすっごく寒いところがあって人が住んでいる町があるらしい

ユーコン川沿いらしい

−40度になるらしい

夏はカヌーやキャンプができるらしい

冬はオーロラが見られるらしい

熊が出るらしい

 

あ、水曜どうでしょうで行ってたとこやん!

あれ楽しそうやったな

行けるんじゃない?

 

とのことでユーコン引っ越しを決めたのでした。

 

日本にいるとき、カナダに引っ越すって言うと

「・・・? すごいなあ!ようそんなことするなあ!」

って何度も言われたけれど

何にもすごくなくて。

日本での家とか、キャリアとか、そういうステータスとか私たち何も持ってなくて。

カナダに来る前夫バイト、私無職。子供有り。

 

早い事言えば逃亡ですよね。家族で。

遠いよその国ならやっていけるんじゃね?みたいな。

 

何はともあれ無事にユーコンはホワイトホースに降り立ったのがちょうど一週間前の事です。

正直、生活のイメージが湧かなくて飛行機に乗ってるときも

ほんまに行くんかな?と何度も思いました。

 

でも着いちゃった。

 

そんなこんなで

これからこちらの生活の事、何が必要かや、何から始めたら良いかをブログに書く事ができたらいいなと思っています。

 

 

来て一週間ですが、いいとこですよここ!

来て一週間ですが!

 

ではまた!