Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

1ヶ月半経ちました。

ホワイトホースに来て1ヶ月半

仕事を始めてはや3週間が経ちました。

新居に引っ越してから2週間です。

 

10月中旬の今

朝8時はもう既に、まだ暗いです。意味不明な表現になってしまいました。

日の出が遅くなってきて日照時間が短くなってきているということです。

そして、夜は8時頃には真っ暗になっています。

気温はマイナスになることもありますが、印象としては思ってたよりあったかいな。と感じています。

雪も一度降りました。

こっちの雪、サラサラでびっくりしました。

息子大喜びでした!夫は雪の運転にガチガチでしたが案外大丈夫でした。

雪が降った日は家族全員揃うお休みだったので、少し遠出して綺麗な景色をみてきました


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話は変わりますが

今日仕事のランチタイムに、りんごを皮ごとかじっているとき

「ああ、カナダに来たなあ」と思いました。

だって日本人がランチ休憩でりんごかじっているの見た事ないし、私自身日本でりんごをランチにまるかじりしたことないのです。

日本で仕事をしていたときは、ランチはお弁当か買った物でした。

お弁当なら、ちゃんとお弁当箱に詰めておかずとごはんがあったし、買うときはコンビニで出勤前にささっと買っていっていました。

カナダに来て、働き始めて日本と違うところはランチタイムが30分しかないし、とってもとらなくてもいいこと。

そして食べている物はとっても簡単な物。忙しくてランチが取れないような時は合間に何かかじっていたりします。

 

昼休憩、とらなくてもいいんや。とらなくちゃいけないものじゃないんや。

ランチ、しっかり食べなくてもいいんや。簡単なものでいいんや。

これだけですごく楽になりました。

そもそも、ホワイトホースにはコンビニなるものがないので、ランチはいつも持参するのですが簡単なサンドイッチや、りんご、チョコレートとか

ぽいぽいぽいっと袋に要れて

水筒にお水入れて準備終了です。

なんでかよく分からないけれど、日本にいるときは

りんごを持っていくなら、皮をむいて、くし切りに切って、タッパーに入れて、フォークを添えて・・・

お弁当はごはんをチンして、おかずを添えて、卵焼きもあった方がいいかな

ちゃんと冷ましてから蓋をして巾着に入れて保冷剤も忘れずに。

化粧して、ファッションチェックもして、なんだかとっても忙しい朝。

 

日本にいると(特に都会で生活していると)

日々の生活でも、子育てでも、仕事でも、いつの間にかこうあらなくちゃいけないって細かいルールがたくさんあって(別に誰に決められたわけでもないのですが)それをこなすのに追われる日々という感じでした。

と言っても、私はだいぶズボラな方なのでかなり適当に暮らしていましたが、それでもなんだか忙しかった。

 

今は、そういうものからすっかり解放された気分です。

仕事は8時半出勤ですが、8時半に行けばいいわけで早めに出勤する必要はないし

遅くても17時頃には終わります。

夫も遅くても17時には帰ってきます。

働いていても学校に行っていても、ずいぶんゆったりとしています。

 

机の上に座っちゃいけないとか

三食バランスよく食べなきゃいけないとか

休憩中以外食べちゃいけないとか

大人も子供もそんなことは気にしていない。

 

良く言えばおおらかで

悪く言えば適当です。

私には、私たち家族にはきっとこれがとっても合っている。

 

息子はまだ2歳

誰よりも早く順応して、毎日ケラケラ笑いながら楽しそうに過ごしています。

保育園が始まったらまた最初は大泣きかもしれないけれど

でもきっとすぐ慣れる。

 

不思議と異国に暮らしているという違和感はあんまりなく、

大好きな友達や親に会えないけれど、寂しくて胸が詰まるということもないです。

ここにいるのが自然に感じる。

きっと夫や息子が一緒だからかもしれませんが。

 

まだ1ヶ月半、

寒くて長い冬が来たらあっさり音をあげるかもしれませんが

順調に滑り出しています。

子育てと保育園とサブシディ

今週末は雪予報でしたがいまのところまだ降っていません。

今日は、こちらでの子育ての事少し書いてみます。といってもまだ始まったばかりで全部手探り。そもそもまだ2歳になったばかり、母ちゃんとしてもまだまだ新米です。

 

こちらでの生活は、夫は学校、私は仕事、息子は保育園となります。

が、保育園はまだ始まっていません。

ホワイトホースでの保活は東京並み。と着いて早々に聞いた通り保育園はどこもいっぱいでした。

夫が通うカレッジにも保育園はあるのですが満員。

新居の近くにあるところも満員。

ダウンタウンもだめ。

でも一個入れるところがあったんです。

と、いうのも。

 

最初のお宿の家主の方に大変良くしてもらったのを以前書いたのですが、

そのマザーに保育園を探していることを伝えたら

「うちのすぐ近くに保育園ができるのよ!今工事しているから今から言って話を聞いてきなさい、息子はみていてあげるから。さあ行って!」

と言われて、言われるがままに行ったところ工事はしていたものの責任者(保育所の先生)は留守。

翌日、ダウンタウンに連れて行ってもらい

例のごとく

「ここも保育園よ!さあ聞いてらっしゃい!」

と言われて、訪ねた保育園もやっぱり空きはなし。

でもそこで親切に対応してくれた先生が

「私、今度別の場所で保育園を始めるんです。そこなら入れますよ』と。

いやいや!

そこ昨日いきましたよ!と。

偶然!

その保育園はバイリンガル保育園で

英語の他にスペイン語を習得できるそうです。

電話番号を教えてもらい、数日後に工事中の保育園を見学しにいって

申し込みをすることに。

そして、その保育所、家からは少し遠いのですが

職場から徒歩3分!

ありがたい!実に助かる!

11月からオープンの予定です。

朝は7時半から夕方5時20分までだそうです。

 

こちらの保育園、日本と違う?のは

ランチは持参する場合が多い事。

あと1歳児、2歳児のように細かくクラス分けされていません。

〜1歳半、1歳半〜3歳、3歳〜のようにざっくり。

お昼寝もしたい子はするし、しない子はしない。

結構こどもは自由に遊んでいます。安全な広い場所で野放しにされているって感じです。

そしてそして保育料がべらぼうに高いです!

 

うちの保育園は850ドル!

850ドルですよ!

 

家賃と足して軽く2000ドルを超えます!

ん?

給料が今の私の時給で、8時間×5日、、、

夫がバイトを始めたとしても、、、

無理無理!!!!

 

保育料が高くて生活できずに日本に帰国した

なんて恐ろしい話も聞きましたが

安心してください。

 

サブシディなるものがあるんです。

subsidy

です。

補助金

です。

夫学生、私資格なしの賃金の低い仕事。

と、到底保育料なんて払えません。の人の為に補助金が出るらしく

先日無事に申請してきました。

 

必要な書類は

申込書と

働いてる人の場合は直近の給与明細2枚。仕事が始まったばかりで明細がない場合は雇用主に時給幾らで何時間働くかなどを専用のフォームに記入してもらいます。

学生は時間割、授業料を支払った証明、在学証明書。後バイトしてたり、国から補助金をもらっていたり、奨学金をもらっていたりしたらそれも報告。

って感じです。

全部の書類を揃えて、オフィスに持っていき

オフィスの人と自分の署名をして申し込み完了。

審査があって、額が決まると手紙が届くような形です。

いくら補助してもらえるのかな、また結果が出たら報告しますね!

 

いまはまだ保育園が始まっていないので

平日は息子と二人で過ごしていますが

こちらに来て嬉しい事は公園が多い事。遊具も乳児が遊べる物と、幼児が遊べる物があります。もちろん小学生も遊びます。

 

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あとトレイルがたくさんあるので散歩には困りません。

ただもう寒くて遊べません。

公園は朝から行こうものなら親子で震え上がります。

滑り台なんてびしょ濡れです。

日本で生活していたときは朝外遊び、からの昼寝という流れでしたが

今は朝はゆっくりして出かけるなら昼、少しは暖かくなってからにしています。

靴はもう普通のスニーカーでは寒いので

息子用には早々に冬用ブーツを購入!

歩くとチカチカ光ります。

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しかしこれでは歩きにくいし、まだ−30度にはほど遠い。

ということでもう一足買いました。

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長靴の裏起毛になっているタイプのものです。

あったかそうでそんなに重くないのがいい。

今はこればっかりです。

 

と、どうでもいい息子の靴事情に話はそれてしまいましたが、

これからもぼちぼち海外子育てや保育事情、

息子のことばのこと

ブログにアップしていければなと思っています。

 

ではまた!

明日は祝日です!久しぶりに家族全員揃います!

家に引っ越しました!

10月1日

無事ホテルから家に引っ越す事ができました。

いやー、すごい安心感です。

 

2週間滞在したホテル、

スタッフはみんないい人で仲良くなれたんですけど

泊まってるお客さんに癖のある人が多くてですね。

一言でいうと治安が悪い。

大きな事件がおきた訳じゃないので、治安が悪いと言うよりは、

ガラが悪いといったほうがしっくりくるでしょうか。

 

2週間もいれば、隣の部屋も代わる代わる人が泊まっていく訳で

犬を何匹も連れていたり(ドア閉まってるのに部屋の前を通るとめっちゃ吠えられる)、異常なテンションでキレたり喜んだりを繰り返しているカップルだったり(これが一番ヤバかったです)、なんかしらないけどめちゃくちゃうるさい山男2人組(でもこの人達はすぐ寝た)だったりと振り返れば色んな人がいたなと面白くもあるのですが、やっぱり家はいいですね!

家がいいです!

 

ちなみに家探しが難しいと言われているホワイトホースでどうやって家を見つけたかというと

夫がカレッジに行き始めてすぐに、日本人の留学生に「ちょうど家を出るので次に済む人を探している日本人の家族がいるよ」と紹介してもらいすぐに見に行ってすぐに決めたのでした。

 

家はベースメントアパートです。

一軒家のお家の地下に住んでいるという感じですね。

玄関も別で、お風呂やトイレ、キッチンもすべてあります。

結構広いです!

 

実はベースメントに住むのは二度目で

一度目はトロントにいたときに住んでいました。

そのときは家主のおばちゃんが、とっても綺麗好きで

家賃は手渡しでないとダメで家賃を取りにくるときに家が綺麗かチェックして、毎度小言を言っていくというストレスがありました。

しかも冬めっちゃ寒いのに、自分が留守のときは暖房入れてくれない!

めっちゃ寒い!(ベースメントって寒いんです)

その上ヒーターも買っちゃダメっていわれた。

あまりに寒くてドライヤーで布団を暖めたり、スイッチを入れたオーブンの扉を開けて暖をとったり。

今思い出してもあれはやっぱりおかしい!

 

こんどのお家は、前のベースメントより広いし、

キッチンも広いし、部屋もあるし、息子の寝る場所も私たちの寝室と別にあるし、家具も全部付いてるし、

家主はとっても良い夫婦で

凍えないようにとヒーターをいくつも用意してくれて

「とにかくあったかくするんだよ!いる物があったら何でも言って」って!

ワインは飲むか?とワインまでくれました。

 

しかもテレビも見れる!

ホワイトホースの人達の方がトロントの人達よりテレビ見る気がします。

冬がより寒くて暗いからかな?

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ちなみにホワイトホース、家賃はべらぼうに高いです。

月1400ドルちょいです。

電気代やネットなど込み込みだと、これが妥当みたいです。

もうこっちで家探しとかしてて感覚がおかしくなってきて1400か、アリやな。

ってなってくるので恐ろしい。

 

だけど2人で働けばなんとでもなるし、たとえ給料の大部分が家賃に持っていかれたとしても家があるということは本当に素晴らしい事です。

働きはじめました。

こんばんは。

実は、今日は初出勤日でした。

本当は2週間ほど前に仕事が決まっていたのですが、本当に働けるのかな?と色々不安があったので、雇われたという確信を得てからブログに書こうと思っていました。

 

まず、私たち家族はユーコンノミニープログラムで永住権を取得しようと思っているので

ノミニーのサポートをしてもらえる雇用主を探さないといけませんでした。

ユーコンノミニーのこと、またいつか書けたらと思いますが

わりとネットで情報が出てくるのでとりあえず気になる!と言う人はググってみてくださいね。

 

まあ、正直なところすっごく簡単に仕事が見つかって、すっごく簡単に決まったんですけど、これも全てユーコンの先輩夫婦のおかげです。(いつもです)

ちょうど、うちのホテルでハウスキーパーを募集しているよ!と紹介してもらったのです。

もちろんそこはノミニーのサポートをしてくれる職場です。

先輩の働きぶりが評価されていて信頼も厚いので、話が進むのがとっても早く

あれよあれよと決まりました。

 

が、そのときに

すぐに働ける人が必要と言われて

息子の保育園が決まっていなかった私は、すぐには働けないと言いました。

これまた今度書きますが、ユーコンで保育園探し結構大変なのです!

田舎なのに保育園はどこもいっぱい!

シッターを雇うか、誰か見てもらえる人はいないの?どうにかできない?

と言われ

仕事を決めたかった私は

「週末なら出勤できます!」

と週末は夫に子育てを丸投げする事を決めて、

保育園が始まるまでは週末のみのパートタイム、

保育園が始まったら平日も含めたフルタイム。

と言う条件で仕事をゲットしたのでした。

 

その後も、10月半ばから入れると思っていた保育園が11月まで延期になってしまったり、私以外にもレジュメを持ってきている人がいるという話を聞いていたので

もっと条件のいい人が見つかって仕事をもらえないかな不安になっていましたが

 

本日無事に出勤できました!

 

シフトに名前が入ったり、出勤できることそのものに喜びを感じたのは人生で初めてかも知れません。

 

だって!

だってこれが夢のカナダ移住への第一歩!

 

仕事はホテルのハウスキーピングなので

お部屋を掃除したり、ベッドメイキングをしたりです。

今自分がホテルに2週間も滞在しているおかげで、色々イメージしやすかったです。

でも私たちが泊まってるホテルとは違ってとっても綺麗!

コーヒーもデカフェもあるし、バス用品も充実しているし、ハウスキーピングは徹底されていて、ベッドにはチリ一つないって感じで、色々と感動しました。

 

私はカナダにハウスキーピングをしに来たのか?と言われれば

もちろん違いますが

結構楽しいです。

しんどいですけど。

今日はベッドメイキングを教えてもらいましたが、シーツがパリッときれいなベッドってとても気持ちがいいです。難しいんですけど、枕が。

体を動かすの好きですし、忙しくてあっという間に時間が経つのも良い。

 

高校生のきにバイトに憧れて働いた年末年始のパン工場や、大学生のときに名前のオシャレさにひかれて働いていた、むちゃくちゃ暇な観光施設のチケット売りより全然いいです。この二つは人生の仕事経験の中でワーストです。

 

そんなこんなで、自分たちのホテルの部屋のシーツはぐちゃぐちゃですが、

明日も仕事なので張り切って働きたいと思います!

 

あ、夫も学生生活忙しいながらも楽しんでいるようです。

留学生の友達とオーロラ鑑賞をしてきたときの写真です。

 

 

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ホテルはつらいよ

こんばんは!

先日の詐欺騒動も落ち着いて一件落着。めでたしめでたし!といきたいところですが、実はもう一悶着ありました。

 

カナダに着いて、最初のairbnbの宿は2週間しかとっていなかったんですね。

それが8月の末。

無事に家を見つける事ができたものの、入居は10月から。

最初の宿は1週間延長させてもらったのですが、そこから先は次のお客さんが入るため、あとの2週間の滞在先を探さなければなりませんでした。

 

小さな子供がいるため、毎日外食や買ったものという訳にもいかないので、できればキッチン付きで、荷物が多いので2週間まるまる泊まれる宿という条件で探しましたがなかなか見つからず。

キッチンが付いている宿はいくつかあるのですが、2週間続けての予約はどこも取れませんでした。

 

そこで、キッチン付き宿は諦めて、2バーナーのキャンプ用コンロと鍋を調達。

ホテルにキッチンを付けることにしました。

 

そんなこんなで今滞在しているホテルに移動したのです。

ホテルの部屋は意外と広く、まずまず快適。

洗面所で調理をするという荒技を強行。

なんかキャンプみたいで楽しいね!

なーんて言いながら、初日の夕食を終えました。

(ちなみにこの日が口座からお金が無くなった日です)

 

2日目は銀行や警察を行ったり来たりした日ですね。この日もホテルに関してはなんのトラブルもなく過ぎました。

 

3日目、日曜日。

この日はゴールドラッシュ時に栄えた町であるカークロスまでドライブ。

途中、エメラルドグリーンの湖を見たりして、すっかり楽しんで帰宅。

 

そこでふと鏡を見て気がつきました。

あれ?なんか腫れてない?

虫さされ?

そういえばなんか痒いな。

まぶたの上、ほっぺた、首すじなど6箇所ほどぷっくりと腫れていました。

朝、鏡を見たときも少し赤くなっていたような気はしてたのですが、気のせいかなと思う程度のものでした。

 

「俺もなんか首さされてない?」

と言う夫の首も赤く転々と腫れていました。

 

なに?虫?

「枕かな。」

と夫。

枕?枕に虫?

いやいや!まさか!

 

夜になって、その虫さされのようなものはどんどん腫れてきました。

そして痒い。

 

虫に刺された話をお友達にしていたら

「それベッドバグじゃないよね?」

と言われ、インスタに虫に刺されたことをアップしたら

そこでも

「ベッドバグちゃうん!」

と。

 

私たちは知らなかったのです。

ベッドバグを。

 

南京虫ともいうそうですね。

ベッドにいる虫で、血を吸って、ものすごく繁殖するって。

鞄や、服にひっついて、卵を産み落とし増えるって。

一度繁殖したら駆除はものすごく大変って。

 

もうこれ以上書くのも嫌なので、ベッドバグでググってみてくださいね。

とにかくヤバいやつ。

大きさは1〜4ミリだったり、5ミリくらいだったり。

夜中に活発になるから、電気を消したら出てきて体を這うらしい。

カナダのホテルやシェアハウスで出る事もけっこうあるみたい。

 

ただ、人によって噛まれた後の反応も違うらしく

めちゃくちゃ痒くてどうしようもない人もいれば、全然痒くない人もいるみたい。

 

とにかく、ベッドバグかもしれない

ということがわかって

必死にマットレスをまくってみたり、シーツをはいでみたりしたのですが虫そのものを見つける事はできませんでした。

 

その日の夜遅く、たまたま夫の学校の友人がこのホテルのフロントでバイトしていたので、ベッドバグの話をすると

すぐにマネージャーに掛け合ってくれて、翌日部屋を変えてもらえる事になりました。

 

次の日の朝、私の顔はパンッパンに!

目が開かない!

そして、とにかくかゆい!

 

あまりのかゆさに薬局に行って、ベッドバグの薬ない?と聞いたら

「ほんとにベッドバグ?ベッドバグなら水で洗うしかないわよ!」

といわれて絶望。

 

ぶとってわかりますかね?

ぶとに刺された時と同じくらい腫れます!

 

荷物を全部捨てた方が良いとまで言われたけど、

これが日本から持ってきたほぼ全ての荷物。

これが無くなってはもう何もできない訳で。

 

ベッドバグは高温で死ぬらしいので

とりあえず服は高温で洗濯、乾燥機にかけました。

 

幸い、新しい部屋に移動してからは新たに痒くなった場所はないので、

ここにはいないんだろうと思っています。

いまだに本当にベッドバグだったのかは不明ですが、

なにか虫がいたことは確か。

 

もっと幸いなことに、息子はひとつも刺されていませんでした。

布団にはいらずに、掛け布団の上で寝ていたのが幸いしたのか。

ベッドバグにはめっぽう強い2歳児なのか。

なにはともあれ本当によかった。

 

もし、世界を旅したり

ワーキングホリデーにいったり海外に住むことを考えている人は

ベッドバグについての知識があると

被害にあったときも迅速に対応できるかも。

とにかく洗濯!洗浄!ホテルにもすぐ言いましょう!

 

とはいえ、このベッドバグ、

いまや世界中にいるそうです。日本のゲストハウスやシェアハウスでも、世界中の旅行者が連れてきて繁殖したりしているようで。

 

もう確実に駆除するのは無理なのかもしれません。

荷物を全部捨てたり、家中殺菌消毒したり、

現実的に無理なこともあるし、虫を殺す薬がこどもに安全なのかもわからないし。

そして、やってもやってもいつ誰がどこから連れてくるかわからないもの。

 

私は田舎出身なので

虫と共存ということが当たり前の中で育ちました。

夏には大量に蚊に刺されていたし、蜂にも何度も刺されたし、

夜目が覚めたら足に大きな虫がついていた、なんてこともよくありました。

でも虫は嫌いです。嫌いですが、それが当たり前でした。

夫は、カナダに来る前は無農薬のお茶畑で働いていて、マダニや毛虫に刺されてくることもしょっちゅうでした。

もちろん、刺されないようにすることが一番ですし

家の中に入れないようにするのが一番です。

 

ただ虫はどこにでもいます。

田舎にも、都会にも、日本にもホワイトホースにも。

うまく付き合っていかなくちゃいけないのかなとも思います。

小学生のころ、引っ越した家の畳の部屋にダニが出て、母が必死にバルサンを焚いていた事を思い出しました。

もちろん自分の家にはいて欲しくないですが、

世の中の共生のかたちとして切り離す事はできないのかなと。

 

部屋を変わってから1週間が経ちました。

まだ痒いですが、ようやく腫れも収まってきました。

このくらいの被害で済んでよかったなと思います。

何度も刺されると慣れるらしいです。

もう刺されたくないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詐欺にひっかかってしまった話 〜後編〜

山本KIDさんがお亡くなりになったのですね。

カナダに行く前に癌で闘病されているというニュースを見て衝撃を受けました。

昔、格闘技が好きでよく見ていました。

かっこ良かったなあ。小さいけれど、強くてカリスマで憧れの選手でした。

かっこ良かったなあ。ありがとうというのもなんかおこがましいけど、ありがとう。

ブログの内容と全然重みが違うのですが、触れておきたかったので。

 

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昨日の続きより。

 

お金がごっそり無くなった事実を前に、朝がこなければいいと思ったものの

案外ぐっすり寝てしまってあっという間に朝は来てしまいました。

私は嫌な事から目を背けるために眠るのが得意なようです。

 

銀行が開くのは9時半から。それまでそわそわしながら、営業開始と同時に窓口へ。

銀行に行ったらどうにかしてくれる!そう思って

しどろもどろになりながら状況を説明しました。

窓口のお姉さんはカードの番号をパチパチっとパソコンに入力し、

パソコンの画面をくるっと私に向けてこう言いました。

「fraud(フロード=詐欺)の疑いがあるのでブロックされています。この電話番号にかけて、ブロックを解除してもらうか、口座を作り直すかとりあえずここに電話をかけて。」

と。

この日私は何度fraudと言ったかわかりません。フラウドだかフロードだか聞いた事ない単語とか思ったけどもう一生忘れません。

フロードで詐欺です。

それで窓口は終了。

とりあえず教えてもらった番号に電話をかけました。

日本でもよくある自動音声対応ですね。

今回は何度もこれに悩まされました。

英語を聞き取りながら、プッシュホンを押しながら、また英語を聞き取るというのはなかなか大変です。

え待って待って!とかしてるうちに

「sorry i cant understand it please call me again」みたいなかんじで強制終了です。

なんとか自分のカード番号、暗証番号を入力したものの

これがまあ繋がらない繋がらない。

待っても待ってもずーっと保留です。

 

何も出来ないのももどかしいので、とりあえず電話は保留にして警察へ。

警察署は開いていましたが誰もおらず、受話器がありました。

そこでも電話!でもそれはすぐに優しそうな女の人に繋がりました。

そこでまたしどろもどろになりながら、一生懸命説明。

最終的にポリスオフィサーが出てきてくれて、被害状況を確認してくれました。

すごく親身になってくれ優しい人でした。

そこで銀行の電話が繋がらないと言う話をしたら、もう一度銀行にいってどうにかしてもらえないか相談してみなさいと言われました。

その足で、次はケータイを復活させに行って(結局電話番号を変える事になりました)

一度帰宅し、お昼ご飯を食べてまた銀行へ。

 

もう一度同じ窓口へ。

「申し訳ないけどもう少し辛抱してみて!ちゃんと繋がるから」

と言われたので電話を持ち帰り

ホテルの部屋でひたすら待つ事20分ほど。

ついに繋がったのです!

やっと!

 

しかしそこからがまた試練。

電話って相手の顔が見えないですよね。

そして普段聞き慣れない単語の嵐。

何度も何度も聞き直して

必死にメモをとって

なんとかわかったことは

お金は1500ドルずつ二回送金されていて、一度は送金が成立してしまっている事。

もう一度は銀行がブロックしたということ。

銀行口座はまったく新しいものを作らなければならない。

クレジット機能をとめなければならない。ただし、クレジットの会社は週末は休みなので月曜日にかけること。

ケータイを完全に初期化する事。

の三つをしなければならないとのこと。

肝心のお金が返ってくるかどうかは5〜10日営業日以内にうんたらかんたらと言ってて結局良くわからないまま電話を切ってしまいました。

わからないことがあったら、また電話を下さいとのことでした。

この時点でわたしの疲労はピーク。また電話をかけるにしてもハードルが高すぎる。

 

その日は、銀行口座を新たにする為の予約をしにもう一度窓口に行って戦闘終了でした。

 

次の日は日曜日だったので、全てを忘れてドライブへ。

日曜日の夕方ぐらいにようやく心が落ち着いてきました。

 

さて月曜日。

夫は学校です。

私は意を決して、教えてもらったクレジット会社に電話をしました。

もちろん自動音声案内です。

もうこの時点で自分がどの番号に当てはまるのかイマイチわからない。

日本語だったらとりあえずオペレーターに繋がればどうにかなるという自信がありますが、英語はきびしい。

 

で正しいのかなんだかわからないまま、オペレーターに繋がったのですが

これがもう驚くほどに聞き取れない。

オペレーターの人ってネイティブじゃないこともよくあるんですね。

電話の上に、アクセントもあいまってほんとに意味不明。

「ノーノー!ミス!アイディドゥントセイザット!」

とのやりとりを何度した事か!

ミスっていうのはミスミセスのミスね。

 

で結局、違う電話番号を教えられてこっちにかけてって言われました。

私の中ではクレジット機能をストップさせることが目的のつもりだったのですが

「違う電話番号にかけてクレジットをアクティベートして」みたいなこと言ってました。

アクティベート?それでいいの?あーーもう!!

このとき息子は電話にかじりつきの私の足下でギャンギャン。

 

もやもやしながら、教えてもらった電話番号にかけると

またもや自動音声案内で、

今度は郵便番号を入力しろと。

カナダの郵便番号って数字とアルファベットなんです。

プッシュホンでの入力方法がわかりません。

先に進めません。

すると、音声入力もできるとのこと。

私なりの完璧な発音で郵便番号を言うも何度やってもAがHに!

なんどエー!といってもエイ!と言っても

エイチに!

しかも郵便番号にはAが二つ!

一つ成功しても一つはエイチに!

何度も何度も郵便番号を叫ぶうち

何かが私の中でプツンと切れました。

 

諦めよう。

 

これはもう無理!

 

無理だわ!カナダ人か英語がもっと出来る人に電話してもらおう。

なんなら、最初の詐欺ダイヤルにもかけてもらって、全部内容を確認してもらおう。

そうしよう。

 

そう思いひとまず、先輩に電話。(車を譲ってもらったユーコンの先輩ですよ!)

きっと私は

自分がすっごい頑張ったんだよ

頑張ったけど全然無理だったんだよっていうことをまず聞いてもらいたかったんですね。

日本語で。

 

ぶわーっとこんなこんなでこんなで、大変で困ってってのを説明して

挙げ句の果てに、代わりに電話してくれませんか?とまで相談。

快諾してくれた先輩ですが、ひとつアドバイスをくれました。

 

「俺も今から支度するけど、もっかい銀行に行ってむっちゃ困ってるっていってみ?私の英語じゃ電話できないっていってみ?とにかくお願いしてみ!」

 

これが神の助言!

それで私はもう一度銀行へ。

 

「困ってる!英語が電話じゃ伝わらないし、何言ってるかもわからない。

電話かけても、結局なにがなんだかわからない。」と必死になっていってみると、窓口の人がオフィスの人に掛け合ってくれて

オフィスの人がたまたま今日の午後ならあいてるから、全部一緒に解決してくれると、

口座も今日作り直してくれると。電話もかけてくれると。

 

その人がまた超いい人!!!!

なにからなにまで全部説明してくれて

口座の違いもクレジットカードの仕組みもすごく時間を使って丁寧に教えてくれて、

お金はちゃんと返ってくる事も、どのくらい日にちがかかるかも全部理解できて。

全部理解できるとはこんなに気持ちのいい事か!と感動。

困ったら、アポイントメントをとって相談してきてね。って。

 

日本とカナダとは少し違って

銀行は人と約束するんですね。口座を開設するにしても、ちゃんとオフィスで誰にも聞かれないところでしっかりやり取りして開設する。

だから行ったその日には作れないし、時間もかかるけど

今回はそのことがとても親切で安心できるんだなと思いました。

お金のことだからこそ。

日本の方が丁寧迅速なサービスであることがほとんどだけど、でもこっちの人も優しい。

困っている事を伝えればちゃんと対応してくれるし、

電話がうまくできなかったら頼ればいいんや。

できないことをできないって言っていいんやととても勉強になりました。

 

あと生活ってやっぱり旅行とは違って

曖昧にしてはだめなこと、はっきりさせなければいけないこと、

わからないことはどんどん聞かなければいけないこと、わからないことはわからないって言わないといけないこと

という当たり前のことがとても大事なんだなと改めて感じました。

 

何はともあれ

お金が返ってくるのがほんとによかった!

 

これに懲りて、以後ほんとに気をつけます!

 

あー長くなった!

 

これにて詐欺話終了です!

 

 

 

 

 

 

詐欺にひっかかってしまった話 〜前編〜

お久しぶりです。

いやぁ、色んな事がありましてね、この10日間、、、

なかなかパソコンを開く余裕と言うか

ブログなんて書く気分にならなかったのですよ。

本当は景色がきれいなところにドライブに行ったり、仕事が決まったり

保育所が決まったりルンルンで報告したい事もあるんです!

あるんですが

 

いい事ばっかりが続く訳ではないですね

これから書く事は、本当は書きたくないんです。誰にも知られたくないんです。

詐欺に引っかかった話。

自分がいかに馬鹿かということをあまり知られたくないです。

こんなしょうもない詐欺にひっかかった事実は闇に葬り去りたいのですが、

これは誰かにとってきっと有益な情報であるはず。

詐欺に引っかかった事だけじゃなくその後の対応や、何に助けられたかなど

勇気を持って書きますので

笑い話程度に読んでくださいね。

 

さて、

私がいかに簡単にこの情報社会に翻弄されたか順をおって説明していきます。

 

カナダについてまず最初にケータイを購入し

その後、銀行口座を作りました。

 

ケータイを買ってしばらくして、テキストメッセージ(電話番号で届くやつ)が届きました。

そこには

「bellユーザーの方へ、払い戻しがあります。コチラから24時間以内にどうぞ」

的な内容が。

やばい、今書いててもうさんくさすぎてここに書くのも恥ずかしいですが

30代手前にしてまったく非常識な私は

こないだケータイ買ったとき払い戻しあるって言ってたっけな??などと何も考えずそのリンクをクリックしてしまいました。

 

すると60ドルのキャッシュバックがあるよ〜との甘い言葉の下に

カナダの主要な銀行のロゴマークが並べられており、

お!ちょうど銀行口座作ったしね!といとも簡単に自分の銀行を選んでしまいました。

すると

次はその銀行のオンラインバンキングのログイン画面にジャンプ。

ん?ログインしたらいいのか?

とよくわからないままログイン。

すると更に次の画面へ。

あなたの情報をコンファームしてください。と書いてありました。

それで、あらゆる個人情報を入力するフォームが出てきて

全部入力しないと先に進めないんですよ。

(ちなみにこれは全部銀行のウェブページとそっくりな画面です)

confirmっていうのは確かめるっていう意味ですね。

ここにね、外国人の落とし穴があると思うんですよ。

いや、まあ私の場合ですよ。

confirmって自分の情報が正しいかどうか確かめろってことですよね。

そんなこと普通に考えたら、する必要ないですよね。

なんのためによ。

だけど私は思ってしまった。

「あれ?これは銀行が私が私である本人確認の為にこんなに細かく情報を入れさせているんだな」と。

なんかconfirmって言葉に惑わされちゃったんです。あれ、何が言いたいか伝わるかな。

とにかく、第二言語では、ニュアンスが曖昧だったり、なんとなくで意味を判断してしまう事があってそれが結構落とし穴だと思うのです。(私の英語力が足りないだけというのもあります)

 

話はそれましたが、ご丁寧に全部confirmした後、エンターをクリックしましたが

その後、何も起こりませんでした。あんなに色々入力したのに、銀行のウェブのトップページに戻ってしまったのです。

実はそのとき一抹の不安が頭をよぎりました。

これは、もしや、よくないものに、よくないことをしたのではないか。と言う不安です。

 

しかし私はそれを認めたくありません。心の底でそんなはずはないよね。とごまかして眠りについてしまいました。

 

それから何もおこらず数日がすぎました。

そして、事件が起きました。

まずケータイが繋がらなくなりました。

テキストが送れない、電話がかけられない、

電話のサービスが無くなってしまったような謎の状態に。

そして追い打ちをかけるようにデビットカードが使えません。

デビットカードは買い物の際、銀行口座から直接支払いが出来る便利なカードです)

暗証番号はあっているはずなのに。口座にはお金が残っているはずなのに。

 

わたしはピンときましたよ。

こないだのあれや、絶対。

 

実に、勘の働くのが遅いこと!

 

ホテルに戻り(ちょうどこの日から最高の宿からホテルに移動)、オンラインバンキングを確認。

5000ドルあった残高が2000ドルになっていました。

このどうしようもない事実を前に初めて夫に経緯を告白。

本当にごめんなさい。

 

「これは完全に詐欺やな」と夫にconfirmしてもらい

どうしていいかわからぬまま

もう夜だったので、銀行の支店にメール。

銀行の詐欺ダイヤルみたいな電話にかけてみたものの繋がらず。

その日は友人に相談して

911に電話した方がいいよ!」とも言われましたが、次の日を待つ事にして

逃げるように眠りについたのでした。

正直なところ、朝が来なければいいと思いました。

 

ここからがまだまだ話が長いのですが、一度に書くととっても長くなりそうなので

気になる続きはまた次回に。

 

ただ、安心してください。

お金は返ってきます!