Into the real NORTH

2018年夏の終わり。ユーコン、ホワイトホースに家族3人で引っ越してきました。夫はユーコンカレッジに入学。私は仕事を探し、息子はもうすぐ2歳。私たち自身情報の少ない中、こちらに在住の方のブログの情報に助けられているので、私たちの暮らしが誰かの助けになればと思っています。

読書レポ01「はみだしインディアンのホントにホントの物語」

ホワイトホースに来てから初めてまともに本を読みました。

しかも英語で。

 

私は本が好きな子供でした。小学生に入る前から本の虫で、ふりがなのついた本を繰り返し何度も読んでいたおかげで年長のときには読める漢字も結構あって、近所の小学生に驚かれたりもしました。

小さい頃は引っ込み思案なところがあり、同じ歳くらいの子と走り回って遊ぶのが少し苦手で、一人で椅子に座ってずっと本を読んでいる方が安心できました。

小学生になり、本好きの友達ができて、毎日学校に図書館に行っては本を借り、週末には町営の図書館に母に連れられていっていました。

中学生になり、部活を始めてそれなりに社交的になったものの、まだまだ図書館は大好きでした。

高校生になってからは、部活、ケータイ、恋愛などティーンエイジャーでいることに忙しくなって、図書館で本を借りる事はほとんどありませんでした。しかし、国語の現代文の教科書は私にとってとても魅力的で、捨ててしまった事を後悔しています。

大学生になってからは一人暮らしを始めバイトと外食と、新しい出会いや、都会の街を歩き回る事があまりにも楽しくて、本を読まなくなりました。

 

それ以降は、ちょくちょく読んだり読まなかったりする時期があるものの

本を読む事は変わらず好きです。

ちなみに夫はとてもよく本を読みます。

息子には本をたくさん読む子になって欲しいなと少しだけ思います。

いまのところ電車にしか興味がありませんが。

 

さて前置きが長くなってしまいましたが今回読んだ本は

邦題「はみだしインディアンのホントにホントの物語」

原題 'The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian'

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著者はシャーマン・アレクシー

夫が授業で読んだ本らしいのですが、面白かったから読むといいよと勧められ読む事にしました。

 

結論から言うと、これはかなり面白かったです。

ティーンエイジャー向けの本なのですが、何せテンポが良く読みやすい!

まるで勉強しなかった大学時代、私の専攻は英語英米文学でした。なので本を読まないと言っても、授業で英語の本を英語で読んではレポートを書かなければならなかったこと、厳しいゼミを取った事も有りかなり多くの本を読まされました。

クラシックな文学が多かったので、文章はとっても綺麗で、話も重みがあって読んだ後には何とも言えない気持ち良さが残る物語が多かったのですが、何せ難しい!

1ページ読むのにのさらっと上から下まで読んでしまうと、結局なにがなんだかわからず辞書をひきながら3回ぐらい繰り返し読んでやっと理解できるような感じでした。

ある程度進んでから意味が分からなくなって、何ページも遡って読み直すこともしょっちゅう。

 

今回の本はそういったストレスは全然なく、さくさく読める!

そして、さくさく読めると言っても、私の英語力なんてこちらのティーンエイジャーには全然適わないので、知らない表現や単語も出てくるんですね。

それがまた生きた英語というか、とてもおもしろかったです。勉強になる!

今回辞書でひいた単語はたくさんあるんですが

vomit, sober,

が印象的でしたね。上のは「嘔吐」と「しらふ」という意味です。

ちょっとどんな感じの物語か想像付いた?おもしろそうでしょ。

他にも知ってる単語でもこんな使い方するんやな〜って面白かったです。

I was hot mad, Volcano mad とか。めちゃくちゃ怒ってるってことです。

 

本の内容は、

簡単に言えばアメリカのインディアン居留地の中の小さな町で育つ、貧しい、いじめられっこの14歳のインディアンの少年が、自分の未来を切り開くためにお金持ちの白人ばかりの学校に転校していろんなことに挑戦していく、というようなものです。

 

本当に簡単に言えばそんな話で、若い子向けに書かれた本ではあるのですが

それでも思わず胸がいっぱいになったり、思わずニヤニヤしてしまったり、衝撃の展開に本を閉じてしまったり。

主人公を応援したくなるし、貧しさについて考えさせられるし、大人になってから読むからこそ胸にくる物がたくさんありました。

 

日本語にも訳されてるようなので、興味が有る方は日本語でも探してみてくださいね。

でもきっと英語で読むほうが面白いんやろうな、わかんないけど。

あとたくさんの絵が漫画家になることを夢見る主人公が描いた絵として挿入されているのですが、その絵がまたとても良いです。

 

読みやすさ★★★★★

おもしろさ★★★★★

勉強になる★★★

 

これからちょくちょく映画や本の感想も記録として書いていきたいと思います。

(とか言いながらこれが最初で最後になるかも)

 

 

夫が骨折した話

タイトルのまんまですが昨日夫が骨折しました。

骨折と言ってもポキンと折れたわけではなくヒビが入ったとのこと。

カナダで大怪我です。

 

夫はカレッジでノーザンアウトドアという授業をとっているのですが

その授業では、ユーコンでできるあらゆるスポーツやキャンプ等のアクティビティやファーストネーションの人達の儀式に参加したりと

ここでしかできない体験が盛りだくさんの授業です。

 

年が明けてから毎週金曜日はその授業。

帰宅後は楽しかった!というより疲れ果てているような感じでしたが、今週はスノボーとスキーという事で楽しみにしていたようです。

金曜日は私は仕事がない日なので、息子を保育園に預けここぞとばかり好きなように過ごしています。ぼーっとしたり、本を読んだり、掃除したり、絵を描いたり、物を作ったり、テレビを見たり。

この日は夫が車に乗っていったので、私は家にこもり読みかけの本を読み終え、インクマスターというタトゥーの技術を競うい合う?番組をひたすら見ていました。

 

そろそろ皿でも洗おうかと思った13時過ぎ

夫から着信。まだ授業は終わらないであろう、どうしたのかなと思いながら電話に出ると

「なんか怪我したんやんか」

とのこと。

色んな想像が巡り、血の気がひいて「どうしたん?」

と聞いたら

「人とぶつかった。肋骨が折れたかもしれん」

どうやって帰るか聞いたら、自力で運転して帰ると。

その日夫は、同じ授業をとっている子たちと車で乗り合わせていたので、授業が終わるのを待ってからその子たちを送り届けて帰ると。

家に車もないし、どうしようもないのでとりあえず帰宅を待つ事に。

 

16時を過ぎた頃夫が帰ってきました。

息子を抱っこするのは難しいから、帰宅後迎えに行って欲しいと言われたのですが、ちゃんと息子を連れて帰宅。

 

それはもう痛々しくて、靴も自分で脱げないほど。

状況を聞くと、

列になって、ロープを掴んでゲレンデを登っていたら、上の方にいた女の子が滑り落ちて来てぶつかったそうです。

私はてっきりスキーかスノボーをしているときに人と衝突したのかと思っていました。

「一番最初や」

と。

え?一番最初ってなに?と聞いたら

最初のゲレンデを上る段階でひとつもスキーをすることなく、女の子が降って来て怪我をして終了だったのこと。

ドンマイ過ぎる。

女の子は無事だったかを聞いたら、普通に歩いてたから大丈夫やったんちゃう?

とのこと。

まじかよ

ドンマイ過ぎる。

「最悪やな!!!!」

の他にかける言葉が見つかりません。

いや、夫は女の子を体を張って助けたってことですね。良くやったよ夫!

運転が辛かった。ハンドルを速く動かすのが大変やった。

病院は様子を見て明日行く。と言い残して、寝室に消えて行き

夕飯に起きて来たものの、その後朝まで眠り続けていました。

 

あまりに静かなので怪我をした事実をうっかり忘れてしまいそうなほどでした。

そして今朝。

私の休みは、金土なので今日は夫を病院に連れて行く事に。

外はしんしんと雪が降っていました。

 

8時頃、病院に行くならそろそろ起きる?と声をかけると「ん」と一言。

リビングで待てども待てども起きてきません。

ちらっと開いているドアからのぞくと

足を色んな方向に向けては戻し、曲げてみたり、伸ばしてみたり(これ全部めっちゃスローです)

15分ぐらいはそんな状況。

「起き上がれへんの」と聞いたら「どうやって起きたらいいかわからへん」と

「肋骨 骨折 起き上がり方」とネット検索して(便利な時代ですね)

こうやったらええらしいで!と悶える夫に説明して(軽々と言う私にきっと腹がたったでしょう)なんとかベッドから這い出す事に成功。

 

病院は時間がかかるかもしれないということで、息子のお弁当を持って家族三人で救急病院へ向かいました。

この日は土曜日なので一般的なクリニックは開いていません。

そもそも、日本とカナダの医療は大きく違って

日本は耳鼻科、眼科、整形外科、内科などありとあらゆる専門医があって調子が悪い場所の医者に直接行く事ができますよね。

カナダというかこちらでは違って、まずは一般的な内科のようななんでも診てもらえる医者に行ってその後必要があれば専門医に紹介状を書いてもらうという形だそうです。

その一番最初に診察してもらう医者にも2種類あって

かかりつけ医(ファミリードクター)とウォークインクリニックという誰でもいける医者です。

つまりはクリニックのドアをたたけば誰でも診てくれる訳ではなく、かかりつけ医はそのクリニックにかかっている患者しか診てくれず、ウォークインクリニックはかかりつけ医を持っていない人でも診てくれるということですね。

ファミリードクターにも賛否両論あるようで、同じ医者に診てもらうのはカルテの保存や信頼関係を築けて良いということもあれば、自分と合わない医者をファミリードクターにしてしまうこともある、ファミリードクターに診てもらうのにも予約がいっぱいでなかなか診てもらえないなどの意見もあるようです。

私たちのようにファミリードクターを持たない場合(本当は持った方が良いのかもしれませんが、ウォークインクリニックもあるのでとりあえず保留にしています)

まずはウォークインに行って、そこから専門医を紹介してもらうという形になります。

 

そしてそして

ホスピタルという総合病院もあり、救急や重篤な場合はこちらに直接行く事になります。

以前小さいお子さんをお持ちのお母さんと話した時、ファミリードクターに行くより手っ取り早いので結局ホスピタルに行ったという話も聞きました。

ただホスピタルは、早急に医療が必要な方から順に対応をしていくのでものすごい待ったり後回しになったりということがよくあるようです。

 

今回行ったのはこちらの総合病院の救急です。

土曜だったのもありますし、もう絶対レントゲン撮らないといけないので。レントゲン設備がないであろうウォークインに行く意味もないですよね。

 

どれだけ混んでいるかと覚悟して行ったら、なんと待っていたのは一人だけでした。

番号札を取って座って待っていたところ、待っていたのは一人なので

すぐに呼ばれました。これはすぐに終わるのでは!

 

まずは問診をして、お金を払って、お医者さんの診察となるようです。

5分ぐらいの問診を終え、受付にお金を払いに。

700ドルでした。

70ドルじゃないですよ700ドルですよ。

高い高いとは聞いていたけどおったまげですよね。

これはいったい何代?

700ドル?

夫は留学生保険に入っているので、保険で下りるはずですが一旦自己負担。

ちなみにこちらではワークビザや長期滞在できるビザを持っていればどこ出身でもヘルスカードがもらえて、医療費はただです。

が、留学生は対象にならないのか、留学前に自分で保険に入る事が義務づけられています。

 

そして、診察室に呼ばれるのを待ちます。

わりとあっさり名前を呼ばれて

これは思ったより早く帰れそうだな。と思ったのが間違い。

待てども待てども

夫は帰ってきません。

続々と新しい患者がやってきて問診に行き、診察室に行き、そして帰っていくにも関わらず夫は一向に戻ってきません。

いえ、正しくは夫だけではありません。

レントゲンが必要そうな腕を吊ったり、足を引きずっているような人は揃って戻ってきません。

息子にお弁当を食べさせたり

待合室を歩き回ったり

トイレに行ったり

外のバスを眺めたり

待合室の壁に備え付けのおもちゃで遊んだり

いよいよ間が持たなくなって、自販機でジュースを買って息子に与えると、

狂ったようにジュースを飲んでいた息子が

「パパ!」と!

誰でも彼でも男の人を見つけては、パパと言うので

どうせ嘘だろうと思って見るとそこには夫の姿が。

 

パパ!!!

帰って来たのね!

 

2時間が経っていました。

そして終わったのかと思いきや

「まだかかるから中で一緒に待とか」

と。

まだかかるんかーーーい!

 

レントゲン結果を待っている状況でした。

出産前の陣痛待ちの部屋みたいな所に案内されてまたそこでひたすら待つ、待つ、待つ。

私はもう寝ちゃってましたね。椅子に座って。

息子はケータイで必死に自分の動画を見ていました。

どのくらい寝た、いや待ったのか、やっと医者が来て

「ここにヒビが入ってるよ!君が痛いと言っていたところ!見つけるのに苦労しちゃったけど見つけたよ。2週間はスキーしないでね!あ!喧嘩もだめだよ!ハッハッハ!

150ドルかかったけど保険で出ると思うよ!」 

みたいなかんじでものの3分ほどで説明が終わり

処方箋をもらって

やっと終わりました。およそ3時間でした。

 

13時半ごろ処方箋を持って薬局へ。私と息子は食材の買い物に隣のスーパーへ。

合流した夫に薬がもらえたか聞くと「14時半やって」と。

もうなんでそんなに時間がかかるのか不思議でたまりません。

何かを配合する必要もなさそうなラムネみたいな錠剤になぜそんなに時間がかかるのか。

もうなんでもいいけど。

結局家に帰る頃には15時になっていました。

 

そんなこんなでカナダに来てから初めて病院にかかったのでした。

もう二度と行きたくないけど、長く住んでたらそういう訳にもいかないだろうから

良い経験ができたかな。

 

ちなみに肋骨骨折は自然治癒を待つしかないので、痛み止めを飲んでしのぐしか方法はないようです。

が、幾分強力な痛み止めを処方されたのか

夫は朝の3倍ほどの速さで動いています。

「痛いけどだいぶマシや」と。

 

といっても息子の世話はまだ出来そうにないので、わたしは明日も仕事を休ませてもらうことにしました。

自分が元気なのに、仕事を休むのって変な感覚ですね。

いいの?みたいな。

 

なんか猛烈に長くなってしまいましたが、

色んな事が起こるもんですね。

 

いつも夫に頼りに頼っている育児なので、少し大変ですが

夫の骨がくっつくまで頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

飲みに行った話

つい2週間ほど前から、職場に新しい人が入ってきました。

同い年の29歳のチリ人女性です。

英語はとても堪能です。

 

仕事中にお互いビールが好きという話が出て

家で飲むのが好きか外で飲むのが好きか

カナダに来てから 飲みに行ったか

などとりあえずお酒の話を一通りして

いっぺん一緒に飲まないとね!と話していたら

「そうそう、明後日友達と飲みに行くけど行く?」

と誘われたのです!

今まで家開催の宴会は何回か開催しましたが、日本人の方達とでしたし、

職場の飲み会はやはり職場の飲み会なので

「外で外国の人と日本人なしで飲む」という新しいチャレンジにうずうずしてしまい

「夫に聞いてみるね!」と。

家に帰って行っていいか聞くと快諾してくれたのでいざ外国人との飲み会へ!

 

チリ人の彼女の友人はフランス人の男性でした。

その方が、私の家の近所に住んでいたのでお店はうちから車で3分のスポーツバーのようなところになりました。

夫に息子を見てもらい7時集合でお店へ。

私は家でご飯食べちゃったのでチキンウィングを注文。

二人はハンバーガーを。

そしてビールをピッチャーで注文!

ピッチャーとか久しぶり!

 

ひさしぶりの外でのお酒と

息子や夫がいない環境で何かが解放されたのか(いや日本でもちょくちょく友人と行ってたのですが)

ビールが進む進む。

チキンウィングがまたおいしいのなんの。

 

お酒っていうものはすごいですね。

私のことをよくご存知の方は、私がどれだけ居酒屋を愛し、

独身時代どれだけの給料を胃袋に使って来たかをよくよく承知と思いますが

そうなのです

私はお酒が好きなのです。

コーヒーを飲んでいてもビールを飲んでいるように見えると言われ

出勤すれば退勤する前にはビールの事で頭がいっぱい。

ビールさえあれば誰とでも仲良くなれてしまうのです。

久しぶりに会う友達がいれば、仕事中から乾杯するのが楽しみで小躍りしてしまうほど。

 

結婚してからは、飲み行く事は激減し

といっても何の不満もなく、新婚時代は夫しか見えていなかったので(いや、今もですよ、もちろん)お酒などなくても、心はとても満たされていました。ちなみに夫はお酒をほぼほぼ飲みません。

妊娠、授乳中はもちろんお酒は飲まず

断乳後飲酒を再開したもののハメをはずすということはそうそうなかったと思います。多分。

 

それがこの日は違った。

といってもゲロゲロはいたり、記憶をなくしたり、人様に喧嘩を売ったりはしていませんが、ただいつもより楽しくなって、いつもより多少酔っぱらったという事。

 

正直なところ途中からは頭が働かず、フランス人とチリ人が何話しているのかわからないときも多々ありましたが不思議なもので私の英語もスラスラでるんですね。

相手が何言ってるのかよくわからないのに。笑

 

日本人はなぜイルカやクジラを食べるのかや

ベジタリアンについてどう思うかや

宗教の話もしたし

結構たくさん色んな話もして

しかし大半はとてもしょうもない話でゲラゲラ笑って

気がつけば12時を過ぎていました。

 

独身時代であれば、このまま何らかの方法を使って(誰かの家にいくなり、タクシーで違う店に行くなり)次の日の事を考えずに過ごしていましたが

今や30手前の家族持ち。

「やばい12時や、帰らないと」

嫁が飲みに行くのを快諾し、店まで車で送ってくれ、息子の面倒を見て、寝かしつけて、起きて待ってくれているであろう夫の事が頭から離れず(もう十分遅い)

「私もう帰らないと!帰るね!」と散々楽しんでおきながら真面目な妻のように振る舞い、

酔っぱらった外国人たちに「そうした方がいいよ!」と言われて

いそいそと帰宅。

 

遅くなった事を謝ると「かまへんで」と。

私は酔っぱらっていない、私は酔っぱらっていないと言い聞かせながら帰りましたが

家に帰ってからは、パジャマを見つけられず部屋を行ったり来たり。

風呂に入ってすぐに就寝。

酒臭かったやろな、いびきもかいたかな。

本当にありがとう夫。

 

本当楽しかった。

そして、もっともっと英語が話せるようになりたいなと、

なにか投げかけられたときにもっと自分の意見が言えるようになりたい。

もっとたくさんの人と仲良くなれるように。

日本で素晴らしい友達ができたように、こっちでも人種に関わらず素敵な友達ができるように。

私はお酒がなければ、シャイな日本人なのでやっぱり英語を間違えるのは嫌だし、

まだまだNO!と言えないこともあるし、何言っているかわからないときに流してしまう事もあるし、冗談もなかなか言えないし、英語ではスラングもなかなか使えないけれど、それでも、もっと英語を使えるようになりたい!と

日本でいる私と変わらない私でいたいと思っています。

語学を学ぶ楽しさをまた思い出しているので、日々少しずつパワーアップしていきたいな。

 

ただ飲みにって楽しかったみたいなブログになってしまいましたが(載せる写真が何もなかった)、私は結局のところ変わらず元気にしていますということですね。

平成最後の年末年始

寒い寒い!

マイナス30度近くになっています!ホワイトホースです。

 

いつもそうなのですがブログに書きたい事がいろいろあって

書く暇が取れないまま時間差が生まれてしまい、もういいかと書かないまま終わってしまうことがよくあります。

 

さくっと年末年始を振り返っておきたいと思います。

去年のお正月はどうだったかなと振り返る事、よくありませんか?

なので記録しておきます

 

まずはスケート靴をクリスマスプレゼントにもらったのでスケートに行ってきました。

ホワイトホースには無料で滑れる屋外のリンク(人口の物であったり、天然の物であったり)があるのでとりあえずは公園へ。

そりをしている子供たちは何人かいたけれどスケートをしている人はおらず貸し切りでした!

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息子は寒くて機嫌が悪かったです。

靴のサイズが少し小さかったので、返品交換をしにいったついでに夫も靴を購入したのでみんなで行ってきました。

この日は怯えながら慎重に滑ったので一度も転けませんでした。

 

あと年末に忘年会をしました。

昼ごはんから夜ご飯までずっと飲んで食べ続け、楽しかったです。

ユーコンの先輩夫婦と、夫の学校のお友達と日本人ばかりでしたがこれもまた楽しいですね。

ワーホリでトロントにいたときは、カナダに来てまで日本人とつるむのは時間がもったいないなどと生意気に考えていましたが

ずっと住むと思えばそういう焦りは一ミリもなく、自分が楽だな、楽しいなと思う人と過ごす事にしています。

たくさん話してたくさん食べて有意義な時間を過ごす事ができました。

 

さて、大晦日やお正月はもう仕事に明け暮れていてあんまり書く事がありませんが、

31日は、ホワイトホースでカウントダウンイベントであがる花火を見てきました。

数発で終わるだろうと全然期待していなかったので思いの外たくさん上がって、

ぽつっぽつっとゆっくりな感じが日本の昔の田舎の花火大会のようでした。

冬に見る花火もまたいいですね。寒くて写真も撮ってませんが、、

帰宅してタイムズスクエアの中継を見ながら過ごし、年越しそばとしてどん兵衛を食べて元旦は仕事へ。

 

元旦のホテルの部屋はそれなりに盛り上がった様子がうかがえて(大量のビールの缶や、テンションの高い風船などが部屋に置き土産としてありました)

どこもやはり、年が明けるというのはめでたいことなのだなと思いました。

 

2018年を振り返る余裕もなく年が明けてしまいましたが、

2018年をざっくりまとめるとすれば

本当によくホワイトホースまでやってきたな、そしてよく新しく生活を始めたなということです。

私も夫も息子もよく頑張った!

そう褒めたいです。

別に何も成し遂げてないですが、良く踏み出したなとそう思っています。

夫は若い子に混じりながら学生に。

毎日毎日家事育児をこなしながらコツコツを家で勉強している姿を見て偉いなあと素直に尊敬しています。

私はとりあえず仕事を頑張ったかな。

何枚もシーツをはがし何度もベッドメイキングをして、何度でもシャワールームを掃除し、ある日はシンデレラってこんな感じかなと馬鹿なことを考えながらモップをかけて、またある日は出来上がったベッドを見てまったく記憶がない程無心にベッドを作っていたり、シャワーを使っていない部屋に歓喜したり、どうしてトイレを流してから部屋を去らないんだろうと疑問に思いながらトイレ掃除をしたり、

「一人前になれば一人で30分で一部屋やるのよ」というプレッシャーのもと汗だくになりながらいざ終わってみれば50分くらいかかってて愕然としたり。

まあそんな感じ私もよく頑張りました。

息子は息子で本当に良く順応してくれました。

カナダの生活にも保育園にも。最近は英語と日本語と、スペイン語?なのかなんなのかごちゃ混ぜで、言葉は確実に増えているのに何しゃべってんのかわかりませんということが増えてきました。

 

年末までたった4ヶ月でしたが駆け抜けるように過ごしてきて、

クリスマス前に夫と息子が風邪でダウン。その時初めてゆっくり休む時間を取ったように思います。

 

2019年は

夫の事はわかりませんが、私には明確な目標がありまして

まずは永住権取得にむけて色々と手続きを進めていく事。

そして、自分のビジネスを始める事。このことについてはまたブログで詳しく書きたいと思っています。

あと夏のユーコンもいっぱい楽しんでキャンプいっぱいしたいです。(もはや目標とかじゃないな)

そして、息子のおむつがはずれたらいいな!

 

以上

最後になりましたが2019年も私たち家族をどうぞよろしくお願いします。

日本にはなかなか帰れませんが、暖かく見守ってやってください。

ホワイトホースにはいつでも遊びに来てくださいね。

今年もよく生きましょう!

我が家のクリスマス2018

はやいもので今年ももう終わりが近づいていますね。

ホワイトホースに来たのが8月の終わりだったということが嘘のようです。

 

さて、カナダでは日本よりクリスマスが大切にされていて

わたしの職場もありがたいことにクリスマス休暇を設けてくれて、私は自分のお休みと重なり25日から4連休をもらうことができました。

 

私の母はクリスマスをとても大切に過ごしていて、毎年クリスマスツリーが飾られて、ツリーの下にプレゼントが並べられて、24日には教会のイヴ礼拝に行き、25日には家族で過ごすというまるで日本ではないような過ごし方をしていました。

サンタさんが来る!プレゼントがもらえる!(もちろんプレゼントも嬉しかったけれど)というよりは、家族と過ごす日という記憶の方が強いです。

 

そんな環境で育ったもので

私にとってもクリスマスはとっても楽しみでわくわくする日なので

12月に入ってからは着々とクリスマス準備を始めていました。

何より今年息子は2歳。

2年前のクリスマスは生後三ヶ月で正直息子のためのクリスマスを考える余裕は一ミリもありませんでした。その時の私にとっては睡眠時間の確保が最重要案件で、クリスマスなんかやってもわかんねえだろうという思いもありました。

去年のクリスマスも上記に同じ

まだ言葉をはなせない息子、離乳食もろくに進まずおっぱいばっかり咥えている息子、卒乳しか頭になかった私は、クリスマスのごちそう離乳食プレートを作るでもなく、プレゼントもクリスマス前に何の前触れもなく突然あげるというものでした。(しかもプレゼントは滑り台、枕元になんか置けません)

ただこの二年間は、自分の両親や、兄、夫のお母さんとクリスマスやお正月を過ごす事が出来たのでいい時間だったなと思います。

 

さあ今年は初めての家族3人で過ごすクリスマス。

まず24日には、仕事終わりにスーパーへ行き、焼き上がっているターキーとケーキを購入。

帰宅し、何品か作り足してクリスマスっぽいディナー!

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ターキーとサラダとグラタンとかぼちゃサラダとおにぎり!

本来は25日に食べるものなのかな

ターキーが想像以上においしかったです!スーパーで10ドル程度。

テレビをだらだら見て就寝。息子も風邪で保育園がなかった日が続き連日の朝寝坊でなかなか寝ない。

翌朝は

いつまでも起きてこない息子のそばにプレゼントを置いてから起こしました。

 

不機嫌に目覚めた息子でしたが

大きな包み紙を見てにんまり。

いつの間にか、包み紙はプレゼントで、それが自分に向けられたものとわかるようになっているんだなあ。

 

プレゼントはこちら!

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ドーン!

タカラトミープラレール

トイザらス限定 いろいろ作れるレールと情景セット

です!

 

息子は電車が大好きで日本から持ってきたプラレールで遊ぶ事を一日も欠かしません。

これは夫のお母さんにお願いして日本から持ってきてもらいました。

ちなみにお母さんからは阪急電車を頂きました。

 

このレールが増えた事により、立体的にレールが組めるんですね。

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息子は電車を自動で走らせるより自分で転がしたい派

ちなみにこの立体の部分が、弱く、自分で動かしたい息子はすぐ倒してしまい、その度に怒るので常につきっきりで遊ばねばならず、結構めんどくさいです。

 

ちなみにこのプラレールはサンタさんからで

夫のお母さんからプラレール阪急電車

私たちからは車のおもちゃ

私の両親からはモンベルのあったかいアンダーウェアをもらいました。

夫婦でもお互いプレゼントを用意。

 

私からは夫が欲しいなとぼそっと言っていたTIMEXの時計。

夫からはスケート靴!!

 

何度も包み紙を開けて、美味しい物を食べて、クリスマスってやっぱり楽しいなあ。

 

その後息子は延々と電車で遊び続け

ずっと家にいるのも退屈になってきた私たち。

プラレールに張り付いている息子をひきはがして、近所に散歩にでかけました。

 

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ホワイト公園

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まっしろ

息子が終始「俺はプラレールで遊びたいんや、帰してくれ〜帰してくれ〜」と言わんばかりに泣くので

早々に散歩は切り上げて帰宅。

 

文字通り息子は一日中、本当に一日中プラレールで遊んでいました。

夜寝る前もいつまでも遊ぶので

最終的には「はんきゅうでんしゃ、はんきゅうでんしゃ」と泣きながら強制終了。

 

クリスマス期間はテレビでずーっとホームアローンがやっているので

いやほんとに。

ホームアローンホームアローン2続けて終わったと思ったら別のチャンネルでまたホームアローン1と2、そうしているうちに夜になってまたもとのチャンネルでホームアローン

わたしたち夫婦はひたすらホームアローンを見ながら

昨日の残りのターキー等を食べ

のんびり過ごしたクリスマスでした。

 

夫がホームアローンを見ながら

「これがクリスマスなんやな」と言っていたのですが

まさに日本のお正月のように、家族が集い、ごちそうを作って何日かでのんびり

食べて、神社に行くように礼拝に出たり(うちは出てないけど)

こどもはプレゼントでもらったおもちゃで遊ぶし、

大人はのんびり話をしたり、みんなでテレビを見たり。

 

日本でお正月が大切にされるようなものなのかなと。

とても良いクリスマスを過ごす事ができました。

 

今年は年賀状は出さないのですが

日本の家族やお友達が、素敵な年末年始を過ごす事ができますように。

わたしたち家族は元気にやっていますので、たまに元気かなと思ったらブログをチェックしてみてくださいね。

パウパトロール!

今日のブログはカナダに来て息子が(正しくは息子より親の方が)ハマっている子供向けアニメを紹介したいと思います。

 

ん?どうでもいいですか?

 

たまにはこんな小ネタにもお付き合いください。

 

私たち家族は去年の夏、ホワイトホースに下見旅行にやってきたのですが、そのときになんのきなしに息子に買ったキャップ帽がパウパトロールのものでした。

犬のイラストが3匹ぐらい印刷されている帽子で、夫が選んだのですが、

正直そのときはですよ。

息子にはオシャレな服を着せたかった私としては

ガキくせえなって思ったのですよ。

 

それがこれ!と写真を載せたいのですが夏物をしまい込んでしまったため写真がありません(ないんかい)

 

ちょっとネットで検索したら似たようなのが出てきたので載せますね。

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こんな感じだったと思います。

 

それがパウパトロールとの出会いだったのですが、

最近はパウパトロールグッズを身につけたり、

使っている息子に萌!萌!萌!

 

パウパトロール、英語ではPAW PATROL

は子供向けチャンネルで毎日やっている番組なのですが、

簡単に説明すれば1人の少年と救助犬が、町の困った事を解決する!

という内容です。

困りごとはさまざまで、あんまり真剣に見てないから覚えていないけど

迷子になった猫を助けたり、散らばってしまったゴミを拾ったり、町に入ってしまったものすごく臭い花を別の場所へ運んだり、空から落ちてきた衛星みたいなのを大きなトランポリンで宇宙へ跳ね返したり(!)

 

犬たちにはそれぞれ特性があって

警察犬のように鼻が利いたり

消防車のような物に乗っていたり

空が飛べたり

穴が掘れたり

水場が得意だったり

そしてそれぞれが、かっこいいスペシャルな乗り物に乗ってるいるんです!

空飛んだり、海の上を行けたり!トランスフォーマーみたいに形が変わるの!

 

何か事件があるとリーダーの少年(ライダーといいます)に電話がかかってきて

リーダーが犬たちを招集し、事件の概要を説明して

今日は誰がどういう仕事をするか説明をして

テーマソングとともにいざ出動!

となるわけです。

 

誰もそんなに詳しく聞いてないですか?

 

もう少しお付き合いください。

 

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それで

私たち夫婦の推しキャラは

マーシャル!

赤いやつです。ダルメシアン

でもわたしはスカイも好きかな。一番左のピンクの。

だって女の子やし、空飛べるし。

 

他の犬の名前も知りたいですか?

いっぱいいるからいっか。

 

なんやろう、かわいいんですよね。

ハマっちゃった。

 

肝心の息子はといいますと

最初は無理矢理テレビを見せている感じで、あんまり興味なさそうだったのですが

ハロウィンのときに推しのマーシャルの衣装を着せてから

徐々に興味を持ち始め

 

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着せたときは怒っていましたが鏡を見せるとすっかり気に入っていました。

 

望んでもいないのに、身の回りにパウパトロールグッズが増えるという親の押し売りのおかげで

最近は「ポウパット、ポウパット」となかなかの発音で言えるまでになりました。

 

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登園グッズと絵本

ミーハーな私はこのランチバッグに憧れて(ランチバッグっていかにも外国っぽい!)息子の保育園が決まるとすぐに購入。

サーモスの水筒もなかなか優秀!息子は水を入れていてもおちゃ!おちゃ!

と言います。

絵本を読めば犬の特性がよくわかります。知りたいときは言ってくださいね。私もブログを書く為に読み直しました。

 

そしてここ数日夫と息子が風邪でダウンしていたので

珍しく1人で買い物に出かけ、また新しいの買っちゃいました。

 

それがこちら!

 

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日本から持ってきていた電車のスプーンをひとつ失くしてしまい、保育園と家用を一種類で使い回していたので不便だったんです。

お皿も前々から可愛いとおもっていたので勢いで購入!

でもそんなに高くなかったよ

どっちも4ドルくらいでした。

夫も嬉しそうにしてました(私判断)

 

日本語でパウパトロールって検索しても色々とヒットするので

結構人気あるのかな?

 

暇な人は調べてみてください。

だいぶ暇ですね。

 

以上、

パウパトロールについて語る回をお送りしました。

 

次の狙い目はパジャマかな!

犬ぞりレポ

お久しぶりです!

実は今日本から、夫のお母さんがホワイトホースに遊びにきてくれています。

ばあばに会えて息子も毎日とてもご機嫌です。

そういうわけで今日は、お母さんがホワイトホースに来ると決まってすぐに予約した犬ぞりツアーに参加してきました!

 

ホワイトホースからアラスカハイウェイを車で20分程度行ったところにある

Muktuk Adventures(マックタックアドベンチャーズ)という所へ。

muktuk.com

ツアーは9時半スタートだったので、9時前には家を出て、アラスカハイウェイからちょっと入ったところにあるのですが、そこは道に雪がしっかり残っていて、延々の下り坂なのですごい緊張感の中運転し(私は助手席でしたが)、スタート時間前に無事にたどり着きました。

 

着いたそばから犬、犬、犬!!

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わんわん!わんわん!わんわん!と興奮の息子。

犬ぞりツアーは2歳から80歳まで参加できる?みたいな前情報だったので、息子もできるだろうと思っていったのですが

今日の気温はとても低く、体感でマイナス20度を超えるとのことで

息子の参加は無理だと言われてしまいました。

大人3人で予約していたのですが、お母さんと息子に留守番をしてもらい結局私と夫が参加する事に。(はるばる日本から遊びにきてくれたのに子守りをしてもらうことに)

 

まず、こういった危険がある上で参加しますという旨を確認する書類にサインして(わざわざ日本語の書類もらったのに何が書いてあったか全然覚えてないです、、、)

そのあとウィンターギアに着替えます。

靴、手袋、ズボン、ジャケット、ネックウォーマー

全て貸してもらえます。

全装着でこんな感じ。

 

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借りた服はとても暖かいです。寒いのは顔だけです。

 

そして着替えが完了すると、外に出てそりの操縦の説明をうけます。

今日のツアーの参加者はコロンビア、中国など様々な国から私たちをいれて総勢9名でした。

そりは1人ずつ乗ります。

1人につき犬が3匹でそりを引きます。

3名ずつ3チームに別れて、それぞれのチームにガイドが付きます。

ガイドはスノーモービルに乗って前を走ってくれるのでその後ろを犬ぞりが3台で付いていく、という感じです。

 

そりは立って乗り、フットブレーキが付いているので、それを踏んで減速したり、止まったり。方向は犬が先に走るので、カーブのときに少し体を傾けたりしてそりを滑らします(スキーのようなイメージ?)

 

説明を聞いていると難しそうでしたがガイドの人は「すぐ慣れるよ!大丈夫!エキサイティングで絶対気に入るよ!」と言っていました。

 

さて、夫と私はバラバラのチームになり、私は一番前のチームの一番前のそりになりました。

 

そりの上に乗った時点で犬はもうテンションが上がっている様子。

私の緊張をよそに(みんな緊張するよね)

さあ行くよ!と

あっという間にスタート。

 

最初の感想は

揺れる!跳ねる!道狭い!速い!

あのね。

これはね、もうね

スポーツですよ。

 

出発して、まじかよこんなに揺れるのかよ!と思ってしばらく走り

あヤバい!と思ったときには

あっという間に振り落とされてしまいました。

 

ガイドがすぐにモービルを止め、犬も止めて駆けつけてくれ

「良い経験をしたね!!さあ乗って!」といってすぐ再スタート!

 

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こんな様子です

しばらく走ると慣れてきますね。なんていうんでしょう

原付に近いかな?原付で山道走ってる感じ?(原付乗った事ないけど)

 

疾走感

爽快感

最高の景色

そして顔にあたるキンと冷たい空気

え?なにこれ最高ですか?

 

ちょっと慣れたな〜

なんて思って少し体を預けてみたり、ブレーキから足を外したり。

そこで思わぬトラブルが。

 

私は先頭だったのでスノーモービルに付いていっていたのですが

犬たちが突然、別れ道でモービルとは別の道に行ってしまったのです。

 

慌ててブレーキを踏んで急停車。

後ろのそりに抜かされたので、私が3台のそりの最後尾につくことになりました。

そうこうしているうちに、

後ろのグループが追いついてきました。

 

前の2台のそりが出発し、わたしも後から付いていこうとしたのですが

犬たちが右往左往。

結局うしろのガイドが犬をなだめ再出発。

 

そこでまさかのガイドが道に置いた手袋をそりで踏んで引きずってしまい、また停車。そうこうしているうちに前のそりとだいぶ離れてしまいました。

 

手袋をとって

再々出発。

「ゴー!ゴー!ゴー!」

のかけ声とともに勢いよく出発!

前のそりは見えません。

途中分かれ道があり「え?これどっち?」と私は思ったのですが

犬は迷う事なくゴーストレート!

犬がこれだけ迷っていないのだから合ってるだろう!と思いしばらく走り続けますが

まったく前のそりも見えません.途中まで聞こえていた後ろの犬たちの鳴き声も聞こえません。

 

え?

 

 

はぐれた?

 

ちょっと待って。

迷子?

遭難?

私の頭の中を色んな考えが巡ります。

 

もうちょっと走ったものの

これは確実にはぐれたなと確信し停車。

ケータイも持っていないし、ここがどこかなんてさっぱりわかりません。

しかしながら、「大丈夫やろう」という根拠のない自信と、自分にはここで止まることしか選択肢がなかったのでとりあえず待つ事に。

 

しばらくすると

犬が遠吠えを始め(犬は賢いね)

モービルの音が聴こえ、ガイドとは別のスタッフが探しにきてくれました。

 

「止まって待っていたのは良い選択だった」と言ってもらえました。

モービルで引率してもらって、最初のグループとは別のグループの列に戻る事ができました。

列に戻る為にちょっとくねくねした道を通るからしっかりつかまってね!と言われたのですが、なんとかこらえて振り落とされず「ナイスコーナリング!」と褒めてもらえたり、

グループが来るのを待っている間も「まつげ凍ってるよ!写真とってあげようか!」

と言ってくれたり、他愛のない会話をしたり、

無事に列に戻った後も

「1人で運転したんだって?すごいね!家に帰るつもりだったんでしょ?」と言われたり

スタッフやガイドの人達がとにかく明るくて、ポジティブで、こんなトラブルも良い思い出になりました。

「はぐれることってしょっちゅうあるの?」と聞いたら

「めったにないよ」と言われたので貴重な経験ができたかな。

 

もし犬ぞりツアーに参加して

もし万が一前も後ろも誰もいなくて

はぐれたなと思ったらすぐ止まるようにしましょうね!

 

マックタックの犬ぞりツアーは本当は川の上を走るそうなのではぐれることはないかもしれないけど。今日は天気の都合で、山道だったのです。

 

 

その後も私のそりを引いていた犬の調子が悪かったのか、2回ほど道をそれることはありましたが、はぐれることはなく無事に最後まで走りきることができました。

 

 

いやあーーーーーー

楽しかった!!!!

楽しかったに尽きますね!!

 

今思い出しても

夢のようです!2時間以上そりに乗っていたのにあっという間でした。

あとで合流した夫もそりから落ちたと言っていたし、他の参加者も落ちたと言っていたので落ちるのは普通みたいですね。

2歳の子は本当に参加できるのかどうやって参加するのかはさっぱり分かりませんが。ふっとばされるんじゃないか?

 

 

着替えを済まし

キャビンに戻ると息子は犬の毛をたくさん付けて、お母さんの膝の上で眠たそうにしていました。

たくさんたくさん犬たちと触れ合ったようです。

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賢くお留守番ありがとう。そして子守りをありがとうございました。

 

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最後に集合写真を撮って帰りました。

 

余談ですがこの犬は、帰ろうとドアを開けた私たちの車に乗り込んでなかなか降りてくれませんでした。

ここの犬は本当にみんな自由?にしていて日本じゃ考えられないかもしれないけど

平気で思い切りとびついて来るし、車にも乗り込むし、なにせものすごい寄ってきます。なにもかも毛だらけになります。

スタッフもそれを見て「犬が好きだから来たんでしょ?」みたいな感じです。

これもまたカナダらしいなと思いました。

もう一つ余談ですが帰り道は上りの坂道の雪道で車が上らなくなってしまいました。(バックで坂が緩やかなところまで戻り再発進できたのですが)

ダウンタウンまで送迎してくれるようなので、運転が不安であればそれを利用するのも良いかもしれませんね。

 

以上、犬ぞりレポでした!